受験のゲン担ぎは本当に効果がある!?本末転倒にならないジンクスの総まとめ‼

  • 2019.10.29
  • 受験情報

 

毎年受験シーズンになると、まるで風物詩のように言われ始める神頼みゲン担ぎ合格祈願をしたり、ジンクスを気にしたりと運を味方につけたくなるのではないでしょうか。街にはあちらこちらで合格グッズが並びますし、ネット上にもたくさんの縁起物が紹介されています。

 

信じる者は救われる」という言葉もありますから、それで自己暗示をかけ、心が落ち着き安心できるのであれば良いことですが、度が過ぎると却ってデメリットになってしまうこともあります。それでは本末転倒ですから、この時期に注意したい「ゲン担ぎ・ジンクスについての総まとめ」をお伝えします。

 

CONTENTS:

1.お守りはたくさんあってもいい?

2.タブー・ワードの扱い方

3.勝負飯は誰のため?

4.受験番号の奇跡とは?

5.こんなゲン担ぎ、あんなジンクスに注意!

6.親がやってはいけないジンクスとやった方がいいこと

 

1.お守りはたくさんあってもいい?

 

毎年、学習バッグや受験当日の持ち物に、ジャラジャラとものすごい数のお守りを付けている受験生を見かけます。悪いとは言いませんが、数が多ければいいというものでもありません。あまりジャラジャラ付けていると、何かに引っかけてしまったり、紐が切れて落としてしまったりする可能性もあります。それにより逆に縁起が悪いと落ち込んでしまうような本末転倒なことがおきかねません。

 

よく複数のお守りを持つと、神様同士がケンカするので良くないと耳にしますが、そのようなことも全くありません。親戚やいろいろな方々から想いを込めていただいたお守りが複数集まることもあるでしょうから、それはそれで大切にしてください

ただし、身につけて持ち歩くのは最小限にしましょう。その他のお守りは大切に、なるべく明るくて高い場所に保管し、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

 

お守りがあることで、心が安定することもあると思います。ただお守りはあくまでお守りですから、あまり過度な期待をしすぎないようにしてくださいね。

 

2.タブー・ワードの扱い方

 

一般に受験生に言ってはいけないとされているタブー・ワード(NGワード)があります。例えば「落ちる」「滑る」「つまづく」「転ぶ」などです。この言葉が受験に落ちることを連想させ、不吉なので使わないという、ある意味日本人らしい独特な文化とも言えるかもしれません。

 

これを必要以上に意識しすぎて、家庭内でもなるべくタブー・ワード言わないように言わないよう頑張ってしまうことで、むしろ会話がぎこちなくなってしまったり、万が一言ってしまったりした時には、ひどく気まずいムードとなって却って受験生を追い込んでしまうといったケースがあります。もちろん、そのような言葉だけで不合格になるはずもなく、周囲が変に意識しすぎないようにしましょう。

 

受験期は冬です。雪が降ることもありますし、路面が凍っていることもあります。万が一、受験生が滑って転んだりしても気にせず逆に「いま転んでおいて良かったね。これで当日は大丈夫だね」や「滑り込みセーフだね」のようにユーモアをもって前向きに受け流しましょう。

 

3.勝負飯は誰のため?

 

受験シーズンが近づくと、コンビニやスーパーなどにも商品名などでゲンを担いだスナック菓子が出回ったりします。また、ご家庭では「受験に勝つ」という意味で、やたらに食卓やお弁当に「カツ」が出てくるということはないでしょうか。これぞ「勝負飯」とばかりに、カツ丼や豚カツ、カツカレーにカツサンドなど、とにかく「カツ」を食べさせたがるというのはこの時期よくある話です。

 

ゲンを担ぐのは悪いことではありませんし、それも愛情かとは思いますが、やはり食事は栄養のバランスが一番です。スナック菓子をたくさん食べさせるのも良くないですし、カツはあまり消化にいい食品とは言えませんので、胃腸の弱いお子さまや、特に受験期でナーバスな時期には胃もたれを起こしてしまうリスクがあります。誰のための何のための食事なのかを冷静に考えて、なるべくふだんと変わりない、バランスの良い食事をさせてあげてください。

 

4.受験番号の奇跡とは?

 

これも毎年よくあるのですが、受験番号の数字に一喜一憂してしまう受験生がいます。特に小学生は、数字の「5」が入っていると合格する、「4」は不吉で不合格、3や10で割り切れると合格など、まったく根拠のないことで喜んだり落ち込んだりします。こういった語呂合わせや都市伝説のようなもので、受験に有利も不利もないことは言うまでもありません。

 

あるとすれば、合格した後に、その受験番号を自分のラッキーナンバーにして、暗証番号に使用したりするOBやOGは実際にいます。このように、実際に合格してからの数字を縁起物にするならいいとしても、まだ受験する前から気にする必要は一切ありません。そんなことを気にしている間に一問でも多くの問題を解くようにしたいところです。

 

5.こんなゲン担ぎ、あんなジンクスに注意!

 

青い色には「集中力」や「落ち着き」効果があることから、青色のものを身につけて受験に臨むと合格率が上がるというゲン担ぎがあるようです。青い腕時計や筆箱、鉛筆に青色のミサンガが人気のようです。しかし、そのような自己暗示に頼りすぎるのも危険です。例えばミサンガなどは切れてしまう場合もありますし、それで却って「不吉」「もうダメだ」と集中力を欠いてしまっては元も子もありません

 

他にも、「ご縁」がありますようにと、志望校に5円玉を置いてくる、合格の「5」を毎日書く、頭の良い人からシャーペンの芯をもらうなど、さまざまなゲン担ぎがあるようですが、そのようなことを考える事に費やす時間がもったいないので、あれこれ惑わされないようにしましょう。

 

6.親がやってはいけないジンクスとやった方がいいこと

 

冒頭でもお伝えしたように、受験シーズンにはネットや多くの店舗で合格グッズが売られます。それを見ていると、ついあれこれ買ってしまう親御さまも少なくありません。「みなが買うならうちの子も持っていないと」と、次々に買い込んでしまいます。気がつくと、お子さまの机の上にはダルマやタコなどの合格グッズでいっぱいなんてことに…。それは勉強の邪魔ですし、気が散るのでやめましょう。

 

一方、毎年この時期になると、思うように成績が伸びなかったり、他のライバルがすごくできるように見えたりして急に自信をなくし、パニックになってしまう受験生がいます。自分だけができていない、みんなから遅れをとっていると感じてしまうようです。そんな時こそ親御さまの出番です。合格グッズよりも、栄養のある美味しいご飯で食卓を囲むなどして、お子さまを元気づけてあげてください

 

その際、注意して欲しいのが「頑張って」という言葉です。励ましているようでも、これは却って受験生を追い詰めてしまう言葉にもなりますので、注意が必要です。

「いま不安に思うのは当然だよね。でも、みんなそうだから大丈夫だよ」という、あなたの不安な気持ちも分かる「たいへんだね」「分かるよ」という共感と、いつでも傍で見守っている「味方だよ」という安心感を伝えてあげることです。

 

やはり受験生にとっては、親御さまから受ける愛情や安心感が、合格グッズやジンクスより何より最強のお守りだと思います。

それでもなお不安な場合は、ぜひ受験のプロに相談してみてくださいね。

 

 

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管理栄養士
浅田ゆうき先生

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