受験生の年末年始の過ごし方!~意外と大事な学習場所と初詣の正しい参拝法~

  • 2019.12.21
  • 受験情報

 

中学受験のみならず、高校、大学を受験する受験生にとって、年末年始は入試間近のとても大事な期間です。年末年始は楽しく賑やかでさまざまなイベントがあり、テレビも特別番組が増えるので、ついついあれこれと気になってしまうのではないでしょうか。

ここで周囲のイベントモードに流されてしまうと、今まで頑張ってきたことが水の泡になりかねません。そこで、今回は受験生の年末年始の過ごし方として、適切な学習場所選び初詣の参拝法についてご紹介します!

 

CONTENTS:

1.年末年始に適した受験生の学習場所とは?

2.受験生の初詣におすすめの神社と正しい参拝法

3.年末年始のまとめ

 

1.年末年始に適した受験生の学習場所とは?

まず大前提として、受験生には「年末年始休暇はない」「お正月は合格してから」と胸に刻んでください。これは耳にタコができるほど聞かされてよく分かっているかとは思います。しかし、なるべく普段と変わらないようにしっかり勉強しようと考えても、周囲は街並みも年末年始モードで華やかですし、日ごろ通っている塾や予備校も開いていなかったりしますので、なかなかいつものように勉強できないこともあるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、自分に適した年末年始の「学習場所」選びです。自分の家ではテレビなどさまざまな誘惑があって集中できないという話はよく聞きます。もう少しの辛抱なのですから、そんな誘惑に負けずに集中して勉強してほしいというのが本音ですが、どうしても家では集中して勉強できないというのなら、今のうちに年末年始の間、家以外でも集中できるスペースを確保しておく必要があります。

ここでは①から⑥まで6つ学習場所をご紹介します。いずれの場所にもそれぞれメリットとデメリットがありますし、人によって集中できる場所が違いますから、自分に合った場所を選んで、有益な年末年始を過ごしてくださいね。

 

①自宅

《メリット》

いくら年末年始で受験直前だからと言っても、なるべく普段通りに生活するのが一番望ましいので、そういう意味で自宅が学習に適した環境であるならばそれに越したことはありません。生活のリズムも崩れませんし、外に出て風邪などをもらってくる心配もなく、また慣れた環境なので落ち着くということもあるでしょう。

 

《デメリット》

残念ながら自宅に誘惑はつきもの。スマホやゲーム、漫画などが目につきやすいですし、他の家族が楽しそうにテレビの特番を観ていたり、楽しく会話をしていたりすると、なかなか集中しづらいものです。また、落ち着く空間なのはいいのですが、ついつい自分に甘くなり、すぐに休憩したり、眠ってしまったりとダラダラしてしまいがちです。自宅の場合は家族の協力と自制心が必要不可欠です。

 

②塾や図書館の自習室

 

 

《メリット》

年末年始も塾や図書館の自習室が開いているのであれば、使い慣れている場所で費用もかからないのでいいと思います。一応周囲の目もありますし、ずっと寝ていたり、スマホで遊んでいたりするリスクも自宅よりはぐっと減るでしょう。特に塾の場合は、分からないときに先生に聞けるというメリットも大きいですね。また、周囲が受験生ばかりですので、触発されて頑張れるという人もたくさんいます。

 

《デメリット》

当然のことですが、そこには塾や地元の友人も来ているかもしれませんので、せっかく自習しに行ってもおしゃべりしていては意味がありません。自分は話す気がなくても、相手から話しかけられたり、遊びに誘われたりしないとも限りません。また、この時期は友人たちもみなライバル。周囲が受験生ばかりで触発される人もいれば、却ってやりにくいと感じる人もいます。自分がどちらなのタイプなのか、塾や図書館での自習が向いているのか否か検討してみてくださいね。

 

③レンタル自習室

《メリット》

やはり自習をするなら一人で静かに集中できるところがいいという受験生におすすめなのが「レンタル自習室」。シェア型から個室型、ドリンクサーバーが設置されている至れり尽くせり型までさまざまなタイプがあり、環境としてはたいへんすばらしく、テレビや漫画などの誘惑もないので勉強に思いきり集中できるでしょう。しかし、年末年始に開いているところは予約が殺到する可能性がありますから、利用を考えている受験生は今のうちから早めに予約をしておく必要があるでしょう。

 

《デメリット》

良い環境のレンタル自習室ほど費用も高く、人気もあります。年末年始は通常より金額が高くなる可能性もありますし、閉まっている所も多いと思うので、席が空いていない可能性もあります。また、慣れない所や静かすぎる所では却って落ち着かないという人には向いていません。

 

④カフェなどの飲食店

《メリット》

最近、年末年始に限らずカフェやファーストフード店、ファミリーレストランなどの飲食店で勉強している学生を多く見かけるようになりました。場所によっては、店の3割を学習する学生たちで占め、まるで図書館のようになっている店舗もあります。自習室や図書館などのように静かすぎず、ある程度雑音がある方が却って自然な感じで集中できると思う受験生も少なくないようです。また、監視の目がない、ある程度自由で自発的な感じがいいと思うのかもしれないですね。このような飲食店は元旦から開いている店舗も比較的多いので、日ごろから行き慣れている受験生は利用するのもいいでしょう。

 

《デメリット》

飲食店の場合、空いているお店ならいいですが、特に年末年始は人も多くなり、いつも以上に騒がしくなります。値段も普段より高くなる場合もありますし、コーヒー1杯で長居するとお店や他のお客さまの迷惑になる可能性もあります。また、最寄りの飲食店ではいつ誰と出会うかも分からないので、人目が気にならない人ならいいのですが、誰に見られているのかわからない事を不安に感じたり、他人が気になってしょうがないといった集中力を削がれたりしてしまうのでは意味がありません

 

⑤祖父母宅

 

 

 

 

《メリット》

知らない所では不安という受験生には、祖父母の家というのもおすすめです。年末年始だけテレビのない一部屋を空けてもらい、勉強部屋にさせてもらうというのも一つの手です。祖父母の家なら自宅のようにゲームや漫画などの誘惑もなく、親御さまにとってもセキュリティや食事面でも安心できるというメリットがあります。

 

《デメリット》

必ずしも勉強のために一部屋空けてもらえるとも限りませんし、部屋があったとしても、祖父母がテレビの特番を大音量でかけていたのでは自宅と何ら変わりがなくなってしまいます。何より祖父母にとってはが顔を出してくれるのは嬉しいもの。もちろん勉強をしに来たのですが、孫がかわいいがあまりに過干渉になってしまう可能性は否定できません。勉強中に何度も話しかけたり、頻繁におやつを持ってきたりしていては何のための祖父母の家か分かりません。

また、祖父母の家が毎年年末年始には親戚一同が集まりにぎやかになってしまうのであれば、逆に集中できない環境になりますのでその場合は当然避けた方がいいでしょう。

 

⑥友人宅

《メリット》

自宅では誘惑が多く、なかなか1人ではやる気になれないというのであれば、同じ受験生の友人宅で一緒に勉強という方法もあります。ライバルの学習進度を見て、自分も奮起できる場合もありますし、お互いの苦手分野を教え合うこともできます。

しかし、友人の家に行く場合は遊びに行くわけではないので、きちんと集中できる友達を考えなければいけません。また友人の家にもテレビやゲーム、漫画などの誘惑があるでしょうから、その辺りにも気をつける必要があります。

 

《デメリット》

お互いが切磋琢磨して触発されるような友人ならいいのですが、どちらかが足を引っ張ってしまうような関係ならおすすめできません。けっきょくおしゃべりしたり遊んでしまったりで終わりというのであれば、自分はもちろん、その友人も残り少ない貴重な勉強時間を邪魔されてしまい、いい迷惑ですよ!

 

⑦まとめ~年末年始の学習スポット比較表

これまでの①~⑥を比較しやすいように一つの表にまとめましたので、ご参考までにご覧ください。

 

 

 

2.受験生の初詣におすすめの神社と正しい参拝法

 

 

受験生には年末年始もお休みもないと冒頭で述べましたが、ずっと机の前に座ってばかりいても息が詰まります。その時は気晴らしに散歩や、年始であれば合格祈願に初詣に行くのもいいでしょう。そこで、ちょっとオマケとして受験生におすすめしたい三大神社と、正しい参拝方法をご紹介します!

 

①受験生におすすめの三大神社

受験生が合格祈願するのに人気のある神社と言えば、やはり学問の神様として有名な菅原道真公を祀った天神様。菅原道真公をご祭神としてお祀りしている天満宮は全国約1万2000社もあると言われています。その中から特に有名でおさえておきたい厳選3社をご紹介します。

◆北野天満宮(京都)

◆太宰府天満宮(福岡)

◆湯島天満宮(東京)

 

北野天満宮と大宰府天満宮は、天満宮の総本社とも聖地とも言われていますから、遠方からも多くの参拝客が毎年合格祈願に訪れます。湯島天満宮は「関東三天神」として、関東地方の多くの受験生やそのご家族が参拝に訪れています。

 

②正しい参拝方法

せっかく由緒正しい神社に参拝に出かけるのですから、神様に失礼のないよう、正しい参拝方法でご利益をいただきたいもの。下記の参拝方法を参考に、ぜひしっかりと合格を祈願してきてくださいね。

 

鳥居をくぐる前に会釈する

↓↓

手水舎(ちょうずや)の水で心身を清める

↓↓

ご神前へ進み、賽銭箱の前で会釈をしてからお賽銭を入れる
↓↓

「二拝二拍手一拝」で拝礼する
       1) お辞儀を2回繰り返す。
       2) 拍手を2回打つ
       3) 両手を合わせて祈る
       4) 両手を下ろし、1回お辞儀をする

↓↓

帰り際、再び鳥居をくぐった後、振り返って(本殿に向かって)会釈する

 

※【注意!】ご紹介した受験生におすすめの三大神社は、いずれもたいへん有名で人気ですから、三が日はかなり混みます。時間もかかりますし、人混みで風邪などに感染するリスクも否めせん。大事な時期にそのせいで体調を崩しては本末転倒!本人が参拝する場合は三が日は避ける、もしくは地元の氏神様で祈願する方が無難でしょう。いずれにしても、初詣に行く際にはご家族でよく話してからお出かけくださいね。

 

3.年末年始のまとめ

 

 

受験生が年末年始に学習する場所初詣についてお伝えしました。受験生の年末年始の過ごし方というと、学習計画ばかりに目がいきますが、意外と勉強する場所も大事だということがお分かりいただけたでしょうか。そして、もちろん勉強も大事ですが、気分転換や身体を動かすことも同じくらい大事ですので、初詣についても少しご紹介させていただきました。

 

勉強ばかりで固まりかけている身体を軽く動かしてリフレッシュし、解きほぐしてあげることで、机の前に座ってばかりいるよりも学習の効率が上がったりします。外で大きく深呼吸して空を見上げて心身ともにリラックスする時間も必要で、それが勉強を再開する時の活力にもなります。

 

ただ、くれぐれも外出する際は体調管理十分注意してください。今がいちばん大事な時期ですから、外出時のマスクの着用、帰宅した後の手洗いやうがいは忘れないようにしてくださいね。

 

 

 

 

体調管理はしっかりと、

最後まで諦めずに頑張りましょう!!

 

 

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