受験まで二ヶ月でできること

更新日:2017.11.08

「受験まであと二ヶ月しかないのに、うちの子はまだ呑気に構えていています。どうすれば本腰を入れてくれるでしょうか。」

秋も一段と深まり朝夕の寒気が身にしみる時節となりました。

親御さんはピリピリと受験モードになっていますが、お子さん本人はいまいち受験が迫っているという自覚がない場合も多いようです。

塾のテスト勉強、テスト直し、宿題などで精一杯かと思いますが、なんとか過去問に丁寧に取り組む時間を作ってください。年度ごとに過去問を解いていくことで、初めて受験モードになる生徒さんは多いです。先月のコラム『家庭教師でなければできない、秋からの過去問対策』でも述べましたが、受験勉強は過去問対策に尽きると言っても過言ではありません。

 また、この時期には、中学受験用に今年の重大ニュースをまとめた書籍が多く出版されますので、これを読み始めることをお勧めします。この手の書籍は、社会の試験はもちろん、科学分野のトピックスは理科の試験でも活きる情報が満載ですので、ほぼ全ての受験生にとって必読本ではないでしょうか。日々の詰め込み勉強に疲れた生徒さんも、この本なら興味を持って楽しんで読みたがることが多いです。もっと直前期になってしまってから一気に読む時間などは取れないので、今のうちから1トピックずつでも読んでいきましょう。大人が読んでも十分楽しい書籍なので、是非親御さんも一緒に読み、食卓で話題にしてもらえればと思います。

 そうすると、日々のニュースも分かりやすくなり、興味を持って新聞も読めるようになります。小学生新聞や、大人向けの新聞の場合一面記事だけでもよいので、是非新聞を読み続けて下さい。社会の勉強になるだけでなく、語彙力・読解力・速読力が身につき、さらには、国語の論説文読解のベースとなる現代社会の問題点・批判的観点なども身につきます。

他にも、興味を持ったことは、地図帳や資料集、図鑑、辞書などで調べてみましょう。色とりどりの綺麗な写真や絵図を楽しみながら自発的に学んだことは、いつまでも忘れません。知的好奇心を持って学ぶことが何より効率的な学習方法なのです。

あと二ヶ月しかないようで、まだ二ヶ月もある今だからこそ、苦しい受験勉強で失われがちな知的好奇心を取り戻しつつ、じっくり勉強していただきたいです。

◆中学受験部 森下亜美◆