家庭教師の上手な使い方

  • 2015.05.30
  • プロ教師日記
「物は使いよう」という表現があります。
同じ車でも、上手に運転できる人とそうでない人。同じ包丁を持たせても、料理の上手い人とそうでない人。
実は家庭教師にも上手な使い方があります。
もっとも家庭教師は、物ではなく心を持った生身の人間なので、車や包丁よりは少々難しく感じてしまうかも知れませんが...。
今回は、"現役の家庭教師がオススメする家庭教師の上手な使い方"を、大きく分けて4つお伝えしたいと思います。

①志望校と現状をしっかりと伝える。
志望校と現状の成績を伝えることで、目標までのプランが立てやすくなります。
ここで重要なのは、現状を可能な限り明確に伝えるということで、そのために有用なのが客観的な資料です。現在の塾での順位や偏差値だけでなく、最低でも過去6ヶ月の成績の推移や公開テスト等の問題用紙や答案用紙、日常使用しているノートなど。これらを通じ、どの単元に弱いのか、どういう思考回路か、どういうところでミスしやすいのか、果ては勉強に対する姿勢ややる気までが見えてきます。その結果、様々な課題や問題点を見つけ出すことができ、成績アップに繋がるのです。

②原則、指導法は先生に任せる。
プロの先生ならば、成績アップのための最適な指導法やノウハウを持っています。表面化している問題点を辿ると、別の根本的な問題が潜んでいる場合もあるのです。「○○の単元を○○の解き方で教えてください」や、「基本はいいので、難問だけを解説してください」と言われて、最適な指導ができず困ってしまうことがあります。

③すぐに結果を求めない。
原因を見つけ出し、それを改善していくのには、ある程度の時間はどうしてもかかります。時々すぐに伸びる子もいますが、実際は稀です。少なくとも3ヶ月くらいは様子を見てみましょう。

④どうしても子どもに合わないと感じる時は、思い切ってセンターに相談する。
子どもも教師も人間なので、やはり相性というものがあります。指導内容がわかりづらかったり、お子さんやご両親が教師に不信感を持ってしまう、あるいは教師の遅刻や休みが多い(あってはならないのですが)と思う時は、遠慮せずにセンターに相談してください。


「物は使いよう。家庭教師も使いよう。」
参考になさってください。



◆算数科 前田敏孝◆
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管理栄養士
浅田ゆうき先生

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