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大学別合格対策(医学部)

久留米大学

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2021年入試の傾向

2019年から一般入試が前期と後期に分かれました。難易度は標準レベルで、近年は試験問題の易化傾向にありますが、難問も出題されます。合格最低得点率も年によっては7割を超えることもありますから入念な対策が必要です。いかにケアレスミスを防ぎ、失点を防ぐことができるかがポイントです。2020年から返還免除のある奨学金が支給される福岡県特別枠推薦型選抜が募集されるようになりました。

各科目の入試の傾向と対策(一般選抜)

英語
試験時間・点数配分 試験時間:90分
満点:100点
【傾向】 例年大問は7題構成でしたが、2019年度は発音問題がなくなり6題構成になりました。[3]の英文和訳と和文英訳は例年通りですが、記述式は[3]のみでそれ以外はマークシート方式。試験時間は90分の100点満点というのも例年通りでした。
試験の難易度は標準レベルですが、語彙の難度は高く、難問も含まれています。[2]の語句整序問題や[3]の英文和訳・和文英訳が読解形式を取っているのが特徴的。[5]は4つの英文から2つの正しい英文の組合せを選ぶ問題となり、例年より難易度が上がりました。文法・語法の知識が必要で、単語・表現も難度の高いものがあるので、早い時期から対策をとっておくことが必要不可欠です。
試験時間に対する問題量は他大の医学部と比べると少ない方ですので、精読重視で進めて問題ないでしょう。
【対策】 単語、成句・慣用句の問題に関しては、とにかく語彙力の増強が求められます。いきなり難しい単語帳に手を出すのではなく、あくまで基本単語がどのくらい身についているかが重要です。
[2]の整序問題は長文を読みながら空所を並べ替える形式なので普通より難しく感じるかもしれませんが、基本的な文法事項に基づいて判断すれば正答できる問題です。文法や語法の基本に立ち返ることが大切です。
久留米大の内容一致の問題は微妙な選択肢を出すのが特徴ですので、少しの読み違いで失点してしまわないよう注意する必要があります。読解問題の一部として出題される英作文問題は、和文をそのまま英語に置き換えるのではなく、自分の知っている構文や表現を用いてうまく変形できるよう対策しておきましょう。
数学
試験時間・点数配分 試験時間:90分
満点:100点
【傾向】 例年大問が6~8題の空所補充型式で、90分の制限時間に対して問題量はやや多め。標準から上位私大レベルのよく見るような典型的な解法で解けてしまうようなパターン問題が多く見られますが、計算量も多く、なかには扱いづらいものも含まれていますので、うまく解かないと必要以上時間がかかってしまうことになります。すべての問題を解ききれない可能性もありますから、手のつけやすい問題から優先的に解いていく必要があります。
久留米大の数学はさまざまな分野から出題されていますが、近年は微分積分と確率、三角関数や図形と方程式の問題が頻出しています。
合格ボーダー得点率は例年70%以上ですので、失点が許されない試験であると言えるでしょう。正確かつスピーディーな計算力と問題の取捨選択能力が合否のカギとなるでしょう。
【対策】 一部考えさせる問題もあるとは言え、典型的なパターン問題が多いので、まずは教科書レベルの内容を繰り返し、参考書などの基本的な例題を確実に身につけることが重要です。出題範囲の基本的なことは一通り網羅し、問題を見ただけですぐに解法が浮かぶくらいにはしておきたいところです。
基礎力がついたら、応用力と計算力を養いましょう。特に計算ミスは致命傷となるため、いかに正確に速く解けるようになるか日々練習しておくべきでしょう。見慣れない問題の対応力と計算力が求められるので、意識して取り組みましょう。
過去問はできるだけ早めに取り組み、本番さながらに90分以内で解けるよう演習しましょう。解けなかった問題については何が原因なのかを究明し、復習や対策を怠らないようにしてください。
化学
試験時間・点数配分 試験時間:60分(2科 120分)
満点:100点
【傾向】 例年、大問3題か4題構成の記述形式で、試験時間は2科目120分。ほとんどの問題が教科書かそれよりも少し難度が高いレベルで、標準的な問題が多く高得点必須の内容となっています。
化学反応式や構造式を書かせる問題のほか、計算問題も多く、論述問題も毎年出題されています。
有機化合物の構造決定や検出反応、結合様式などの知識、特にアミノ酸・タンパク質、糖類、油脂などの天然有機化合物が頻出。電離平衡、気体、溶液、反応速度などの計算問題が実験と併用して出題されることも多く見られます。
全般的に難易度は高くないものの、幅広い知識が必要で中途半端な学習では高得点は難しいでしょう。問題集や教科書にある実験手法や現象を自分で説明できるように丁寧に理解していくような学習が求められています。
【対策】 大問全てが原則として教科書からの出題で、代表的かつ定番の問題内容となっているので、まずは教科書の内容を基本から学習していくようにしましょう。特に計算問題は短時間で正確に解けるよう練習量を上げてしっかりパターンをつかんでおくと良いでしょう。
無機は酸塩基・酸化還元・化学平衡などの基礎理論やそれぞれの物質において、性質・製法・反応などを整理して覚えておくこと。有機はマルコフニコフ則やベンゼンの配向性について、また性質・製法・化学式(構造式)などを特に官能基に注意して理解するようにしましょう。
過去問演習をする際は時間配分に留意して行う必要があります。例えば2019年度の過去問演習でなら、[1]に10分程度、[3]に15分程度、[4]に15分程度、残りの時間を見直しにあてるような時間配分が理想的です。
生物
試験時間・点数配分 試験時間:60分(2科 120分)
満点:100点
【傾向】 例年、大問4題構成で、試験時間は2教科120分。選択問題と記述の混合形式で、特別難しい内容はなく、易しく素直な問題が多いので毎年高得点が予想されています。
細胞、代謝、動物・植物の反応、体内環境、遺伝情報からの出題が多く見られます。穴埋め記述は9割は確実に取れる問題なので、正確に解答できるようしっかりとした対策が必要です。論述問題は字数指定があり、まとめる力が必要ですので、トレーニングをしておきましょう。
計算問題は、遺伝、系統樹、生態系に関するものがほとんで、小問として出題されることが多いため、計算問題があまり得意ではない受験生にとっては取り組みやすい問題構成であると言えるでしょう。
時間的にも余裕があり、生物用語の意味と使い方をしっかり覚え、丁寧に解けば問題なく解けますが、それだけにケアレスミスは命取りとなりますから注意が必要です。
【対策】 久留米大医学部医学科の生物問題は、マニアックな単語や知識は必要なく、基本的な生物用語の理解を問う問題が中心ですので、まずは教科書を繰り返し読み込むことが重要です。基本単語は問題を見た瞬間に説明できるようにしておきましょう。計算問題は多くはないものの、毎年必ず数問は出題されるため対策は必須です。生物全範囲の問題を解けるように練習しておきましょう。
論述問題に関しては、用語や現象の内容を正確に理解し、全体の流れを考えて矛盾しないように字数内でアウトプットできるようしっかり練習しておきましょう。過去問などでさまざまな論述問題に慣れておくと良いでしょう。
過去問はなるべく早い時期から始め、頻出単元や難易度、時間配分や論述の解答法について、早い時期から試験のイメージや感覚を身につけ、苦手分野を克服しておくようにしましょう。
物理
試験時間・点数配分 試験時間:60分(2科 120分)
満点:100点
【傾向】 例年通りの大問3題構成で、試験時間は理科2科目で120分。2015年から力学から1題、電磁気学から1題と、ほぼ半々の割合で熱力学もしくは波動から1題という出題が続いています。原子分野は出題されていません。
難易度は標準レベルからやや難度の高い問題まで出題されますが、年度によって空所補充問題、グラフの描図問題、論述問題とさまざまな形式の問題が出題されているので、単純に解答するだけでなく、現象の総合的な理解が求められます。
近年では解答に単位が要求される計算問題が多いので、注意が必要です。過去問などで慣れておきましょう。
問題数はそれほど多くはなく、手早く解ければ時間は十分にありますが、高得点での争いとなるのでケアレスミスによる失点をしないよう、一つ一つの問題を丁寧に確実に解いていくことが重要です。
【対策】 出題内容は基本的なレベルのものが多いので、まずは教科書を繰り返し徹底的に学習することが先決です。現象の理解、語句の定義、公式の導出が額実にできるようにしてください。
出題範囲は広いので、幅広い分野の問題を見た瞬間にどの解法を使うのか最低1つは思い浮かべられるようになっていたいところです。グラフを描く問題では、答案として必要な情報を書き込む練習をしておきましょう。四捨五入の桁数に注意するなど数値計算には慣れておく必要があるので、過去問でしっかり対策してください。
過去問は時間を計りながら実際の試験と同様に解き、時間配分を意識して取り組むようにしましょう。スピードと解く順番が重要です。
時間に余裕があれば、他大の過去問に挑戦するのも良い練習になります。金沢医科大や北里大学などが良いでしょう。
小論文
試験時間・点数配分 試験時間:60分
満点:50点
【傾向】 指定字数内で論述するテーマ型の問題です。19年のテーマは前期が「医師として社会に貢献できること」、後期が「医師の働き方について」で、それぞれ800字以内で述べるように指定されています。テーマのみが提示される形式で、字数は800字と多めなので、しっかりとした構成が必要です。
テーマは医療を中心とした知識や情報が多く、話題となっている現在の社会問題と絡めて考えさせるような出題傾向にあります。社会への関心度、課題発見力、問題解決力の有無などが問われています。広い見識を持ち、社会と積極的に関わる姿勢や問題意識を持っているかなどを見る傾向にあります。
【対策】 医療用語の意味と内容を正確に理解することはもちろん、その問題点や課題など、いろいろな視点から自分なりの考えが言えるようにトレーニングしておきましょう。それには日ごろからニュースや時事問題などに興味を持ち、問題意識を持って自分の考えを書きまとめる練習が良いでしょう。
その際、1つのテーマでも、患者の視点、家族の視点、医師の視点、看護師の視点など、さまざまな立場から考えるトレーニングをしておくことが大切です。また、序論・本論・結論という構成を意識して800字の小論文を書き上げる練習を繰り返し行いましょう。

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