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大学別合格対策(医学部)

日本医科大学

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入試の傾向

難関私立医学部のひとつとして、入試問題はどの科目においても綿密な対策を講じる必要があります。十分に時間をかけて基礎を固めたうえで、入念な準備を進めましょう。
どの科目においても、全体を網羅しバランスよく習得しなければなりません。前期は一般入学試験のみ。2017年に学納費を下げたこともあって、競争率も大幅にアップしています。

各科目の入試の傾向と対策

外国語
試験時間・点数配分 試験時間:90分  満点:300点
【傾向】 毎年、長文読解3題と英作文問題1題の構成です。長文は論説文を中心に医学に関するテーマのほか、人文系、自然科学系の内容が頻出しています。
各長文の空所補充問題は、文章や会話文での挿入も求められ、やや難易度が高めです。特に、選択問題では選択した理由を記述するよう求められますから、説明の仕方に慣れておく必要があります。
記述する解答については、内容説明が求められたり、考察を要する問いが多いので、バリエーション豊かに表現できる力が求められています。
自由英作文は多くの記述が要求されるわけではないので、できるだけ時間をかけないことを目標としてください。自分の知っているフレーズや単語をうまく組み合わせるようにして、必要字数で簡潔にまとめ上げることが重要です。
【対策】 長文読解に慣れることはもちろん、文法や和訳、空所補充、発音やアクセントまで、あらゆる角度から英語を理解するというスタンスで学習してください。
英語に関する総合力が問われるため、さまざまなパターンの構文を和訳する訓練を積んでいくことが大切です。
与えられたテーマを50語以上で書くという英作文問題では、演習問題を重ねるなかで自分なりのテーマを見つけ、意見をまとめてみるなどの練習が、本番で功を奏します。
選択問題で答えの根拠を記述しなければならない設問がありますが、これについても同様に、選択した理由を自己分析して文章にしてみるといったことを試す方法もあります。このような学習を繰り返すことで、時間をかけずにスムーズに答案に専念できるでしょう。
数学
試験時間・点数配分 試験時間:90分 満点:300点
【傾向】 試験時間90分で大問数が5題の記述式の解答。標準レベルの問題がバランスよく組み合わされて出題されます。証明問題と図示問題は頻出しており、計算とそれらを論証する力が試されます。思考力も随所で要求される問題ばかりです。
微積分や極限などの頻出単元は、定理・公式の導出が素早く確実にできることが必須です。計算問題は誘導形式ではあるものの、煩雑なものが多く、高い計算力が求められています。
微分・積分は最頻出で、極限や空間ベクトル、確率、複素数平面、数列などは今後も出題されるでしょう。また、点の座標などの図形と方程式を求めるような問いだけでなく、図形を絡ませた総合的な問題もさらに増えていくと予想されます。ほか、微分積分の面積や体積への計算問題、関数や積分の近似値、不等式の証明などのハイレベルな演習にも着手して、迅速で正確な解答ができるように準備してください。
【対策】 誘導のある比較的意図の読み取りやすい問題は、取りこぼすことがないように基礎的な知識をしっかりと定着させましょう。論証力、思考力、定義の理解が求められる証明問題に対応するために、問題の本質を考え捉えていくという視点を持ち、日頃の学習で実践してください。
図示問題も頻出しています。過去問を繰り返し解くなどの練習を重ね、早く正確に自信をもって図示できるように訓練することは不可欠です。
さらに、融合問題で出される問いに慣れることも重要です。単元別に標準的な問題をこなし基本的な力をつけることはもちろん、 複数単元を絡めた演習問題も繰り返し解いていくような学習法をおすすめします。
このような対策には、過去問を何度も解いて自分のものにすることや、難易度は上がりますが、上位国公立~難関国立大レベルの過去問にも触れておくことが有効です。
物理
試験時間・点数配分 2科目 試験時間:120分 満点:400点
【傾向】 大問4題での構成が続いていて、力学、電磁気学、熱力学、原子から満遍なく出題されています。近年は典型的な標準問題を中心に出題されていますが、数値計算や近似計算もあって出題形式が多様なので、幅広い対応力が求められます。
力と運動の分野からは、円運動や万有引力・天体の運動、運動エネルギーと位置エネルギーなど、典型的なものから応用問題まで幅広く構成されています。
電気と磁気分野は、コンデンサーの性質や外力・電池の仕事、コンデンサーのエネルギーに関する出題でした。設問にある状況が図示されないこともあるので、自分なりに読み解くことを求められます。熱分野からは、熱力学第1法則、断熱変化、熱機関・熱サイクルなどが、多く出題されています。
波動や原子分野も軽視せず、標準的な問題への対策を講じてください。
【対策】 標準的な問題が中心ではあるものの、やや難度の高い問題までしっかり解いて、多様な設問設定にも対応できる力を養いましょう。
基本的な知識の定着には、まず、教科書の内容をしっかりと学習して、苦手分野を作らないことです。教科書の例題や傍用問題集で演習を繰り返し、公式や解法がスムーズに導き出せるレベルに達する必要があります。
入試物理の標準レベルでの発展問題に着手し始めたら、ここでも繰り返し公式等を反復し、入試本番での素早く正確に解いていくための力をつけてください。
過去問演習に関しては、まんべんなくしっかり取り組んでおくことをおすすめします。同じ分野でも出題の仕方を変えるなどして一見分かりづらい問いの立て方をしている向きもありますから、定理や法則を多くの切り口からとらえていく学習法をおすすめします。
生物
試験時間・点数配分 2科目 試験時間:120分 満点:400点
【傾向】 毎年大問3問での出題です。前半部分は記号選択や短答の適語補充、計算問題などを中心とし、典型的な知識問題でやや難レベルの設定になっています。ただ、高校生物の範囲の中から出題されているのがほとんどなので、国公立大学のようなイメージを持っているとよいでしょう。
空所補充で注意したいのが、リード文と設問文とで共通の空欄が使用されることです。一つでも選択を間違えると大問を全滅させる恐れがあることを踏まえて、正解を導き出す必要があります。
最後に実験考察に関する記述問題が出題されます。リード文が長いうえに内容も複雑で、難解です。選択式での解答も多いのですが、結論を導き出すうえでの道程と理由を記述することが求められます。細胞生物学と分子生物学を主流として、問題への解法がすべて出そろわないと正解にたどりつけない難問です。
【対策】 知識問題をぬかりなく正解するために、教科書や参考書で、知識が定着するまで全単元を学習するようにしましょう。
頻出分野である生殖と発生、体内環境の恒常性に関しては、他の単元と比較しても、より細かな知識が要求されます。教科書を精読するとともに、これら単元の細部を網羅した問題集を繰り返し解いてみることもおすすめします。
また、器官の構造、血管や胆管の配置など、図をイメージしないと解けない問題があります。その対策として、図を描きながら演習をこなしていくという学習法も取り入れておきましょう。
実験考察問題では、実験の内容を素早く整理できるように、ややハイレベルな問題集を用い、実験の手順と結果、その道筋について考察を交えてまとめ上げるテクニックを身につけましょう。自分の言葉で整理し、記述することに慣れておくことをおすすめします。
化学
試験時間・点数配分 2科目 試験時間:120分 満点:400点
【傾向】 大問4題の出題で、全範囲から出題されます。難易度もやや高めのレベルで、語句の穴埋めや計算問題、化学反応式と構造式、論述、定性的な分析等、幅広い出題形式です。用語への基礎知識から馴染みのない考察問題まで出ますので、難易度にもばらつきが見られます。
理論と有機からの出題比率が高く、特に理論では、化学平衡や反応速度が頻出しています。有機からは有機天然物に関連した設問がよく見られ、実験操作や手順を含む有機化合物の構造決定を重視する問いもあります。
無機や有機と理論とを絡めた設問も多く、近年では、生命科学や天然物化学に関連する総合的な内容を理解する力も要求されます。
論述問題は、化学現象をどれだけ理解しているかを問われるものです。化合物の性質などを説明すると同時にその根拠も示すというような、論述方法を身に着ける必要があります。
【対策】 理論化学中心の問題構成ですが、全分野から出題されていますので、不得意分野を作らないように、バランスのよい学習を心がけましょう。基礎的な学習に十分な時間をかけて、典型問題の解法に慣れることが重要です。
標準レベルの問題集では、正解にたどり着くまでの道筋をしっかりとインプットし、素早くアウトプットできるまで知識を定着させてください。
総合演習や過去問で全範囲の基礎と応用を確認すると同時に、入試本番での時間配分についてもシミュレーションしておくとよいでしょう。
特に、現象の理由を記述する論述問題への対策として、普段の学習で慣れておく必要があります。定理とその本質を理解するまで、掘り下げた勉強の仕方が有効です。自分の言葉で説明できるように、論述で解答できるような訓練を心がけてください。

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