中学受験のラストスパート!いつから?スパートする必要のない人とは?

  • 2026.08.04
  • 受験情報

 

 

 

夏休みが終われば、中学受験のラストスパート時期に入ります。「ラストスパート」とは何か、いつからどうやればいいのか、必要のない人もいるって本当?など、ラストスパートについてのさまざまな疑問にお答えします。

 

 

CONTENTS:

 

1. ラストスパートとは?ラストスパートはいつから?

そもそもラストスパートとは?

中学受験生のラストスパートはいつから?

 

2. ラストスパートが必要な人と必要のない人

ラストスパートが必要な人

ラストスパートの必要がない人

 

3. ラストスパートによくある3つの大勘違い!!

周囲に影響されて急に勉強時間を増やす

寝る間を惜しんでとにかく受験勉強を詰め込む

塾から言われるままに不必要なオプション講習まですべて受講

 

4. ラストスパートを上手にこなす3つの方法

睡眠時間は削らずにムダな時間を削る

集中力UPで効率もUP

生活リズムを朝型にシフトチェンジ

 

5. まとめ~人それぞれのラストスパート!

ラストスパートもマイペースで!

ラストスパートに不安がある人へ

 

 

1. ラストスパートとは?ラストスパートはいつから?

 

 

 

 

そもそもラストスパートとは?

 

ラストスパート(last spurt)」は、「ラスト(last)」が「最後の」「最終の」という意味で、「スパート(spurt)」は、「噴出する」「疾走する」「スパートをかける」ということなので、ラストスパートは、「最後のスパート」「最終追い込み」などとなります。

 

このことから「ラストスパート」とは、一般にスポーツ競技などでゴール直前に残った力を振り絞ってスピードを加速するなど、全力を出し切ることをいいます。ここから転じて、仕事や勉強、とくに受験などの本番直前に、目標達成に向け最後に全力で追い込みをすることを指します。

 

 

中学受験生のラストスパートはいつから?

 

一般に中学受験生のラストスパートは、「6年生の夏休み明け頃から」と言われています。進学塾や家庭教師の先生などもこの頃からさかんに「ラストスパート」という言葉で、受験生にはっぱをかけてくるでしょう。

 

これはそれまで(夏期講習まで)、なんとなく受験生になった気でいたのんびりしている受験生たちに、少しでも本気モードのスイッチに切り替えてもらえるよう、よりモチベーションをあげさせたいという気持ちからです。

 

しかし、受験のラストスパートにはさまざまな注意が必要です。それは必ずしもすべての受験生がラストスパートをする必要もないからです。

 

 

2. ラストスパートが必要な人と必要のない人

 

 

 

 

ラストスパートが必要な人

 

まずラストスパートが必要な人とは、いうまでもなく受験生という自覚に乏しく、まだぜんぜんエンジンがかかっていない人です。

 

どこかまだ他人事で、勉強時間も少なく、テスト直しや宿題なども取りこぼしてしまってほとんどこなせていないような場合には、早々にリズムやマインドを切り替える必要があります。多少煽ってでも「今やらないと間に合わない」とはっぱをかけたほうがいいでしょう。

 

 

ラストスパートの必要がない人

 

ラストスパートが必要な人がいる一方で、その必要のない人もいます。これまで志望校に向けて順調に学習できているのであれば、ラストスパートだからと言って何か特別な変化をつけなければいけないということでもありません。

 

むしろこれまでいいリズムで学習できていたものを無理やり変えてしまうことのほうがデメリットになる可能性もあります。周囲がみんな目の色を変えてがんばっているから、自分も「もっとがんばらなければいけない」と無理をしてしまうと、体調を崩したりメンタルがもたなかったりする場合もあり本末転倒です。注意する必要があるでしょう。

 

 

3. ラストスパートによくある3つの大勘違い!!

 

 

 

 

夏をすぎると、塾などではやたらと「ラストスパート」という言葉が連呼されるようになりますが、実際にはその意味をはきちがえているケースも少なくありません。中学受験のラストスパート時のご家庭に毎年よく起こる3つの勘違いをご紹介します。

 

 

①周囲に影響されて急に勉強時間を増やす

 

毎年、周囲の雰囲気に流されて、ぺ-スを乱してしまう受験生や保護者がよくいますので注意が必要です。

 

とくに保護者のほうが「もう夏も終わり、ラストスパートの時期になるから今までのままではいけない」「Aくんは〇時間も勉強している」「Bさんは成績がぐんぐん上がっている」と勝手に焦ってリズムを変えなければ」「もっとやらなければ」と無理やり勉強時間を増やそうとするケースです。

 

確かにリズムを変えなければならない子どももいますが、そうでない子どもまで無理に勉強量を増やす必要はありません。今からガチガチに無理な学習をしても入試本番まで体力もモチベーションも保てないことがほとんどです。

 

この時期の保護者に必要なのは、焦ることではなく、子どもに今ラストスパートが必要なのか否か冷静に判断し、見極めることです。

 

 

②寝る間を惜しんでとにかく受験勉強を詰め込む

 

昭和時代の受験では、「四当五落(よんとうごらく)」=「睡眠時間を4時間にしたら合格、5時間寝ると落ちる」という言葉があるくらい、受験生は4時間睡眠が当たり前という根性論として美化され、睡眠を削ることが努力の証のようにされていました。

 

しかし、今では睡眠不足は科学的にも学習に逆効果であるというのが令和の常識となっています。ましてや中学受験生は成長期の小学生です。厚生労働省が推奨している小学生の睡眠時間は9~12時間なので、4時間睡眠などは論外です。

 

睡眠時間を減らすことなく、しっかり寝てしっかり食べ、効率よくギアアップして勉強することがとても大事です。睡眠時間を削ると、昼間眠くなったり体調を崩したり、かえって勉強能率を下げ成績を落とすことになりかねません。子どもが夜遅くまでがんばろうとしていても、時としてそれを止める親の勇気も必要です。

 

 

③塾から言われるままに不必要なオプション講習まですべて受講

 

塾で各種の特訓授業の案内があると、片っ端から受講しようとするご家庭があります。本当に必要なら問題ありませんが、受講することで安心してしまい、志望校に向けて本当に学習するべきことから遠ざかってしまうような場合もしばしば見受けられます。

 

入試に近づくにつれ保護者も焦る気持ちが出てくるのもよくわかります。しかし、同じ志望校を目指す「Aくんが受講しているから、負けずにうちの子も受講しなくちゃ」と安易に考えるのはあまりにもリスキーです。

 

このあたりの判断は正直難しいと思いますので、中学入試に精通し本人の学習状況志望校についてよく理解できる第三の相談者がいると安心です。通っている塾のチューターなどに相談すると特別講習や特訓授業などの受講を勧めてくることがほとんどです。相談するなら今通っている進学塾とは無関係のプロ家庭教師のような存在がいいでしょう。

 

「それは受講すべきだ」や「その講習を受ける時間があるのなら、志望校の過去問を解き進めるほうが効率的だよ」「その時間は苦手単元の補強に使うほうが有益だね」などといった的確なアドバイスをもらえることと思います。

 

 

4. ラストスパートを上手にこなす3つの方法

 

 

 

 

それでは具体的に中学受験生はどのようにギアアップしてラストスパートをかけていくのがいいのでしょうか。ここでは効率よくラストスパートをこなす3つの方法をご紹介します。

 

 

①睡眠時間は削らずにムダな時間を削る

 

学習時間を増やすのに、睡眠時間を削るのではなく、これまで無駄に過ごしていた時間を減らしてその分を学習時間にし、睡眠時間はなるべく減らさないようにします。テレビを見たりゲームをしたり、スマホをダラダラと見たりしているのであれば、受験までの数か月の間だけはその時間を学習時間に充てましょう。

 

また、もし塾以外に何か習い事をしているのであれば、せめて残り数か月だけは一旦ストップし、受験勉強に専念させるのも一つの手段です。くれぐれも学習時間を増やすことは、睡眠時間を削るわけではないことを理解しておきましょう。

 

 

②集中力UPで効率もUP!

 

同じ学習時間でも集中力を上げることで、効率よくギアアップすることができます。ダラダラと長時間勉強するよりも、短時間でも集中的に勉強するほうが成果は上がります。

本番の中学入試でも時間との闘いになります。

これからは常に時間を計って「何時までに〇〇を終わらす」や「〇分以内でここまで覚える」など時間の目標を立てることで学習能率を上げていきましょう。

 

しかし、小学生が1人で時間管理をするのは難しいので、そこは保護者が時間を計ってあげるほうがいいでしょう。スマホのタイマー機能やキッチンタイマーなどを使って時間を計ってあげてください。

 

 

③生活リズムを朝型にシフトチェンジ

 

睡眠時間を削らないことを大前提として、同じ睡眠時間でも、ラストスパートの間は、夜1時間早く寝て朝1時間早く起き、朝の勉強時間を増やすのも有益です。

 

塾などでも言われていると思いますが、入学試験は主に午前中昼間に行われます。夜に行われる中学入試はありません。夜に頭が冴えて、朝や昼間はボーッとしてしまっては意味がありません。

 

入試本番の時間に頭がシャキッとしてフル回転できるように、生活リズムを「朝型に変える」というのが受験の鉄則でもあります。朝型に変えるには、の間が日の出も早く絶好のチャンスです。ぜひ実践してみてください。

 

また、朝型のメリットはそれだけではありません。いつもよりも早起きし、1時間だけでも勉強することに慣れてくると、本人の気持ちの中で「自分は早起きして勉強している」と、がんばっている自分が自信にもなり、ちょっとした優越感を持てるようにもなります。

 

こういった自信や優越感はモチベーションへと変わり、さらなる好循環になります。この好循環がラストスパートとしての大きな意味を持つことになるでしょう。

 

 

5. まとめ~人それぞれのラストスパート!

 

 

 

 

ラストスパートもマイペースで!

 

今回は中学受験における「ラストスパート」について、そのやり方注意点、また必ずしもスパートする必要のない人もいることをお伝えしました。

 

夏休みが明けると、毎年のように「ラストスパート」という言葉に煽られて、急に睡眠時間を削って無理やり勉強時間を増やし、心身に不調をきたしたり、スパートする必要がない人までもが無理をして体調を崩したりという話を耳にします。

 

体調を崩し寝込んでしまうようなことになれば、ラストスパートどころではありません。逆に後れを取ることになり本末転倒です。

 

ラストスパートのやり方やペースは人それぞれです。周囲に流されることなく、冷静に状況を見極め、入試本番までの残り数か月を自分のペースでラストまで走り切りましょう。

 

 

ラストスパートに不安がある人へ

 

最後に、実際にはほとんどの中学受験生が夏休み明けから「ラストスパート」することになることもまた事実です。しかし、ただやみくもにスパートするのではなく、あくまで無理のない範囲的確にギアアップしていくことがとても重要です。

 

どうやってラストスパートすればいいのか自信がない、オプション講習の取捨選択を教えてほしい、苦手単元を徹底的に学習したいなど、ラストスパートに不安がある場合は、中学受験のプロに相談してみましょう。残りの数か月だけでも、プロの講師に指導を受けると安心ですよ!

 

 

 

 

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管理栄養士
浅田ゆうき先生

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