夏休みが終わる前にやっておくべきこと!親が行う受験ラストスパートの心構えとは

  • 2019.08.10
  • 受験情報

 

受験生にとっては、夏休みといっても塾の夏期講習や夏合宿に学校の宿題もあって、却って通常より忙しいのではないでしょうか。

そして、夏休みが明けると、もう受験本番まで数ヵ月!いよいよラストスパートに入ります。

この時期よく聞かれるのが、「ラストスパートとよく聞きますが、どうしたらいいですか?」という質問です。そこで、夏休みが終わるまでに親子でした方がいいこと、また「受験のラストスパート」に向けての心構えをお伝えします!

 

CONTENTS:

1.夏休みが明けたらラストスパート突入に!

2.夏の成果が出ないのはなぜ?

3.周囲に流されない!

4.志望校を決める!

5.休み明けからのスケジュールを立てよう!

6.ラストスパートに向けて親の心構え!

 

1.夏休みが明けたらラストスパート突入に!

夏期講習や合宿などもあり、受験生の夏休みはあっという間に終わってしまいます。夏を乗り切った(=頑張った)という満足感も得て、ホッと一息つきたいところかもしれません。

しかし、夏休みが終われば、いよいよラストスパート!のんびり立ち止まっている時間はありません。2学期に入ってすぐにラストスパートをかけられるように、夏休みが終わるまでにしっかりと準備をしておきましょう。

 

2.夏の成果が出ないのはなぜ?

 

夏期講習や夏期合宿を乗りきると、たくさん勉強に時間を費やしたという達成感や自信もわいてきます。それだけに、さぞ次の模試の結果は上がるに違いないと過度に期待値が膨らむ受験生や親御さまも多いかと思います。

 

ところが、実際には思ったように成績は上がらない、それどころか下がってしまうという生徒さんが少なくないのが実状です。それは、他の受験生もみな夏は頑張って勉強していて、休み明けからはラストスパートで本腰を入れてくるからです。

大切なことは、そこで必要以上に落ち込まないことです。ましてや親御さまの方が動揺したり焦ったりすることのないようにしましょう。

 

【ワンポイントアドバイス】

お子さまが悲観的な考えに陥っていたら、せめて親御さまだけでも下記のようなポジティブな声かけをしてあげてくださいね。

 

◆悲観的で後ろ向きな考え

×「あんなに頑張ったのになぜ?」

×「もう頑張っても無理だ」

↓↓

◆ポジティブな声かけ!

〇「夏に頑張らなかったらもっと下がっていたかも。これからが勝負だね」

〇「本番じゃなくて良かった。今できないところが分かって良かったね」

 

3.周囲に流されない!

夏休みが終わり、学校が始まると通常生活に戻りますが、学校を休んで朝から塾で自習する受験生も一部出てきます。

そうすると、自分は普通に学校に通っていていいのかと焦り出すお子さまもいるでしょう。

 

しかし、学校を休んで塾にこもれば合格が保証されているわけではもちろんなく、最後まで普通に通学しながら第一志望校に合格した受験生の方がむしろ多いです。学校を休んだものの学校のことが気になったり、クラスメイトに何を思われているのかと落ち着かず、集中力に欠ける状態で自習したりするのでは本末転倒です。

 

また、受験まで生活のリズムを崩さないのが鉄則ですので、学校に行かず、毎日自己管理できるのかも問題です。

そうしたことも踏まえた上で、周囲がどうであれ、自分がどうあるべきか、学校を休むのか休まないのか、夏休みが終わるまでに親子でしっかり話し合っておくのが良いでしょう。

 

4.志望校を決める!

 

夏休みが終わると、いよいよ志望校に向けて本格的な受験対策が始まります。過去問など志望校に特化した対策を始めますので、休みが終わる前までに志望校をどこにするかを決めておかないと出遅れてしまいます。

現状の成績と、志望校を照らし合わせ、改めて親子でじっくり見つめ直してみてください。よく考えて第一志望から第三志望くらいまで決めておくのがいいでしょう。

そして、現状では第一志望校に何が何点くらい足りないのか、何を強化して何を補ったらいいのか、今の状況をきちんと把握しておきましょう。

 

5.休み明けからのスケジュールを立てよう!

「ラストスパート」というからには、今までと同じように勉強しているのでは間に合いません。これまで少しダラダラしていた受験生も、ここから一気にスパートをかけていきます。これまであまり勉強が進んでいなかった場合、同様のやり方をしていてはどんどん遅れをとってしまう可能性があります。休み明けからどういうスケジュールで生活したらいいか、今のうちにしっかりと計画を立てましょう。

 

2学期が始まると、学校も塾も始まります。毎日何時に起きて何時に寝るのか、きちんと見直す必要があります。これまで夜型だった受験生は朝型に切り替えるいいタイミングです。また、睡眠は大事ですので、ちゃんと睡眠がとれるようにスケジュールを組みましょう。

 

その際、朝学校に行くまでに何を勉強するのかも大事なことです。寝起きの15分くらいはウォーミングアップとして、計算や漢字の練習など単純作業的な勉強がおすすめです。逆に就寝前は暗記物の勉強がおすすめです。

 

6.ラストスパートに向けて親の心構え

毎年この時期になると、親御さまの方が「ラストスパート」という言葉に必要以上に過敏に反応される方がいらっしゃいます。受験するのはお子さまですし、1日は24時間しかありません。それは全ての受験生に共通していることなので、「うちの子だけ時間が足りない」と焦らずにどっしりと構えていてあげてください。親御さまの焦りやイライラは、必ずお子さまに伝わってしまいます。なかにはプレッシャーに押しつぶされて受験前にダウンしてしまうケースもあります。

 

みなが必死にラストスパートをかけているように感じ、慌ててしまうかもしれませんが、人それぞれです。これまできちんと地道に勉強できていたお子さまであれば、そのリズムを崩す必要もありませんし、勉強量を増やすというより内容を少し変えるだけでいいこともあります。

このままの勉強法でいいのか、段階的にペースをあげていくのか、すぐにペースを上げる必要があるのかは個人によって違い、実にさまざまです。

 

自分の現在の立ち位置や志望校までの隔たりは、本人や身内だと私情が入り正確に判断できない事もあります。

よく分からない場合には、やはり受験のプロに相談することをおすすめします。受験のプロなら、そのお子さまに合った適切で効果的なアドバイスをしてもらえます。

間違った判断で、焦ってプレッシャーに押しつぶされる前に、まずは信頼できる第三者に相談してみてはいかがでしょうか。

 

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浅田ゆうき先生

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