【小学生の保護者必見!】新学年をより有利にスタートさせる3つの方法!

  • 2021.01.21
  • 受験情報

 

関西圏の中学受験は一段落する頃ですが、進学塾などでは早くも次の新学年がスタートします。そこで、新学年に向け気をつけたいことや、より有利にスタートさせるポイントなどをご紹介します!

 

CONTENTS:

1.新学年になると何がどう変わる?

2.問われる読解力!~中学入試の傾向

  ・国語

  ・算数

  ・理科

3.読解力を養うために、読書好きの子どもに育てるには?

・2021年度の入試から読解力が必須!

読書好きの子どもにするには?

親も読書好きになる!

中学受験におすすめの読書本!

4.毎日の継続が大事!勉強を習慣化させよう!

スピードが求められる時代へ

スポーツトレーニングに似て非なる毎日の勉強

勉強を習慣化させる方法

5.新学年の生活リズムに慣れよう

6.まとめ~新学年への移行で気をつけたい3つのポイント

 

1.新学年になると何がどう変わる?

大手進学塾では2月から新学年へ移行されます。学校ではまだ小5の3学期の生徒も塾では2月より小6の受験生として始まります。他の学年も同様に学校よりも2ヶ月早く学年がスタートします。

 

そこでよくこの2月に聞かれるのが「急に難しくなった」という言葉です。確かに1月と2月では「違い」があり、急に変わったように感じるかもしれません。実際に公開テストや実力テストなどを見ても前学年のテストと比べ、いろいろな変化が見られます。

何がどのように変わるのか、具体的にみていきましょう。

 

2.問われる読解力!~最近の中学入試の傾向

 

 

2021年の入試改革で、大学のセンター試験が廃止となり、大学共通テストが導入されて大きな話題となりました。従来の知識を問う問題から、「思考力・判断力・表現力」を重視した出題形式に変わりました。実際、先日行われた共通テストでは全ての科目において問題文の量が大幅に増え、速読力や判断力が問われる試験となりました。

 

これに伴い、これまでもそうでしたが中学受験でも、今後はより全ての科目で読解力を問う長文問題が出題される傾向が強まるものと思われます。

国語や社会は単に知識だけあっても解けず、算数や理科でも計算ができればいいというわけにはいかなくなっています。

 

それを踏まえ、新学年への移行にあたり、何に注意してどう準備すればいいのか、科目別にポイントを整理しておきましょう。

 

◆国語

学年が上がると、まず感じるのが文字の大きさと文字量の変化です。国語の長文読解などは文字が少し小さくなり、文字数が増えます。また、長文の中に漢字や難しい言葉も増えて、ワンランク上の語彙力が必要となります。

 

模試などの問題文でこれまで見たことのない難しい言葉が出てくると、その場で止まってしまい、それ以上読み進めることができなくなってしまう生徒がいます。わからない言葉が複数あると、もうそれだけでこの問題は無理だと諦めてしまうようですが、それは違います。

 

英語もそうですが、長文の問題を読み解く時は、その単語の意味が理解できなくても、前後の流れで多分このような意味だろうと推測しなければいけません。それには日ごろからきちんと辞書を引きながら読む学習用の文章と、わからない言葉があってもそのまま読み進める読み物とは別に訓練をする必要があります。

 

模擬テストのような場合は、問題文の中にわからない言葉があっても気にせず解き進み、答案が帰ってきてから必ずわからなかった言葉の意味を調べるようにしましょう。そのような繰り返し語彙力は増していきます

 

長文を速く読み進めるポイントとして、知らない単語や言葉が出てきたときに意味を推測して読み進めることができる力をつけることです。それも読む力の一つですから、しっかりトレーニングして新学年をより有利にスタートさせましょう。

 

◆算数

算数のテストでも学年が上がると、始めに出題される大問1の計算問題でも今までのようにはすらすらと解けなくなり、工夫しないと時間ばかりかかってしまうような問題が増えます。

 

学年にもよりますが、計算問題の次によく出題される1行文章題なども、今までなら式を一つか二つ立てれば答えが出ていたものが、さらに一つや二つ式を立てないと答えが出ない問題なども出てきます。

 

当然、一問一問に要する時間が増え、これまでのような気持ちで解き進めていくと時間が足りなくなってしまいます。学年が上がってすぐのこの時期のテストでは、こうして時間に追われるようなことが多々ありますから、今から留意しておきましょう。

 

理科

学年が変わると、理科も一問一答的な単純な問題が減り、思考力や計算力を必要とする問題が増えてきます。また、表やグラフも学年が進むと多く出てくるようになり、表やグラフの読み取りが苦手だと前に進めなくなります。

 

また、表やグラフが問題文の中に出てくることにより、問題文が長くなります。長文の問題文を読まされることも増えてくるので、文章を読むのが「苦手だから」「嫌いだから」などと言っている場合ではありません。学年が進むにつれて、理科の問題でありながら算数力や国語力も必要になってくるのです。

 

特徴的な中学入試の例として、高槻中学の理科入試が有名です。高槻中は以前から理科の試験がプリント形式ではなく冊子形式となっており20ページにも及ぶ問題冊子が配られます。実際に問題を解いてみると、最難関中学の中ではさほど難しいテストではないのですが、長文に苦手意識があればそのボリュームだけで圧倒されて読み進めることが難しいかもしれません。また、長文を読む癖がなくて読むスピードが遅ければ、やはり時間に追われ、最後は問題に取り組むことさえ難しくなるでしょう。

 

これからはどの教科であっても、ただ単純に知識を答える一問一答的な問題は少なくなり、ボリュームのある資料やデータを読み解いたり、さまざまな角度から答えを導いたりする問題が多くなるでしょう。もちろん全て時間内にスピーディーに解かなければなりません。これからはどの学年も長文に慣れる必要がありますし、読解力が大きなカギとなることはまず間違いありません。

 

3.読解力を養うために、読書好きの子どもに育てるには?

 

 

■2021年度の入試から読解力が必須!

これからの入試には読解力が欠かせないことはお伝えしました。それでは読解力を養うにはどうしたらいいのでしょうか。残念ながら、読解力は一朝一夕にどうこうなるものではありません。入試直前になって過去問をみて青くなっても、もうどうにもなりません。大人になってからも読解力は必要ですから、小学生である今から日々読む力を鍛えていくことがとても大切です。

 

活字アレルギーにならないためにも、やはりたくさんの文章を読んで慣れることがいちばんです。それには、月並みですが「読書」が最適です。読書好きの子どもにすることが、成績アップの秘訣といっても過言ではないでしょう。

 

読書好きの子どもにするには?

「読書好きにするにはどうしたらいいか」とよく聞かれます。個人差もあるので一概には言えませんが、低学年でしたら、親が一緒に図書館に行って本を選んだり、毎日のように読み聞かせをしたりすることでだいぶ違います。高学年で読書が苦手なお子さまには、まず好きなものから読ませてあげましょう。

 

サッカーや野球などスポーツが好きなら、好きな選手のことがたくさん書いてある本でもいいですし、アニメ好きならアニメの紹介本やアニメ小説などから入ると入りやすいでしょう。興味があるものなら、できれば購入して家の目立つところに置いておきます。意外と手に取るものですよ!

そこから冒険ものホラー系のワクワク、ドキドキするようなエンタメ系のやさしい小説から入り、徐々に文学作品へと移行していくのが理想です。

 

親も読書好きになる!

さらに理想的なのは、親御さまが率先して読書をする習慣をつけるとその効果がぐっと上がります。

小説はもちろん、新聞や雑誌でもかまいません。少なくとも子どもの前ではスマホやテレビではなく、親はよく何かを楽しそうに読んでいるという姿を見せてあげてください。読書をしている姿を見て「大人っぽいな」「かっこいいな」「楽しそうだな」と思わせることができたらこっちのものです。子どもは必ず親を見習いますから…。

 

中学受験におすすめの読書本!

当セミナーのFacebookでも、中学受験に役立つおすすめ読書本を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

春~夏におすすめの本

秋~冬におすすめの本

 

4.毎日の継続が大事!勉強を習慣化させよう!

 

 

スピードが求められる時代へ

これまで、学年が上がるとさまざまな変化があることをお伝えしてきました。しかし学年が進めば難しくなるのは当然のこと。日々少しずつ慣れていくようにすればだいじょうぶです。先に述べたように、新学年になり難しい問題が解けるようになることと同時にスピードも要求されることになります。

 

最近の入試は問題量が多く、普通に解いていては時間が足りなくなるような傾向にあります。学年が上がるにつれ、速読力はもちろん、スピーディーで正確な計算力も求められます。

 

そのためには毎日コツコツと学習する「積み重ね」が何より大事です。同じ勉強をするにしても毎日欠かさず行いましょう。毎日の鍛錬により、難問を解く力もスピードも知らず知らずのうちに上がっていきます。

 

スポーツトレーニングに似て非なる毎日の勉強

スポーツの鍛錬を想像するとわかりやすいと思うのですが、試合で勝つためには素振りやランニングなど、基礎トレーニング(体力づくり)を日々行うことが大事です。1日だけ高度な技を練習してもいい結果にはつながりませんよね。勉強も同じで、週に1日か2日何時間も難しい問題を解いたからもうだいじょうぶではなく、単純な計算や漢字練習を15分でも10分でも毎日行い、それを習慣化することの方が大切です。

 

もちろん、日によって負荷をかける日と、やや軽めの日があるのはいいことです。スポーツなら、身体を酷使した試合の翌日などはクールダウン的な休みをとることもあります。勉強も頭を酷使するという意味ではスポーツと似ているところがありますが、勉強に関しては勉強時間がゼロの日は極力ない方がいいです。毎日数分でも学習し、やらないとなんだか気持ちが悪いと感じるくらい、習慣化してしまうことが理想です。

 

勉強を習慣化させる方法

勉強を習慣化させるには、今行っている習慣にプラスするのがいちばんです。例えば朝、顔を洗った後、朝食までの10分間、あるいは朝食後、歯を磨き終わってからの10分間で計算ドリルをやる、寝る前に必ず本を読んでからベッドに入るなど、今ある習慣にプラスしてルーティン化するのがいちばんです。その際、できれば親御さまがいっしょに勉強をみてあげたり、時間を計って10分で何問解けるかなど、ゲーム的にやったりするとなお効果的でしょう。

 

5.新学年の生活リズムに慣れよう

 

 

学年が上がると学習内容が変わるだけでなく、通塾パターンなど生活のリズムも変わってくるでしょう。例えば今まで平日週3回だった通塾が、土曜日曜に特訓授業が増えたり、1回の授業時間が増えたりして毎日の生活リズムも変わってきます。

 

宿題も増えて睡眠時間が減ることもあり、新しいリズムに体がついていけず体調を崩すこともあります。ほとんどが一過性のものですが、新学年になり急に学習が難しく感じるこの時期に、数回でも塾を休むのは新学年のスタートから出遅れることになりかねません。

 

ただでさえ学校が始まり新学期の4月になると、クラス替えなどもあり心身共に負荷を感じやすい時期となります。負担も大きくなりますので、今のうちに新学年になってからの生活リズムを想定しておくといいですね。新学年はこの曜日が塾で、この曜日は遅くなるということを始めから認識しておくとダメージは少なくなるでしょう。

 

6.まとめ~新学年への移行で気をつけたい3つのポイント

お子さまが新学年にスムーズに移行し、有利にスタートできるようにお話させていただきました。気をつけたいポイントは以下の3つ

 

・読解力をつける

・勉強の習慣化(スピードアップ)

・新生活のリズムに慣れる

 

今の時期から新学期まで、ぜひこの3つのポイントを意識して過ごしてみてください。そして、新学年を有利にスタートさせてくださいね。

 

まだまだ収まる気配のない新型コロナウイルスですが、何より気をつけたいのが体調管理、感染防止です。学習の進め方進路相談はもちろん、対面授業が不安なご家庭にはオンライン授業もお勧めしています。

 

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浅田ゆうき先生

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