【最新版】甲陽学院中学合格への道!2022年入試からみる2023年の傾向と対策!

  • 2022.03.14
  • 受験情報

 

 

2022の中学入試から、今回は甲陽学院中学について振り返ります。今年度の受験データを細かく分析各科目の傾向やポイント、2023年の受験対策等について徹底解説いたします!

 

CONTENTS:

1.甲陽学院中学2022入試の特徴

2.2022年甲陽学院の入試データ

3.甲陽学院中学志望者の受験日程パターン

4.大手塾別合格者数

5.科目別平均点

6.科目別の傾向と対策

7.まとめ~甲陽学院中学合格への道~

 

1.甲陽学院中学2022年入試の特徴

 

2022年の甲陽学院中学の入試は、全教科やや難度が緩和され、難化した昨年度より大きく易化し、ここ数年で見て最も高得点勝負の試験となりました。

 

昨年度2021年の最難関中学入試は、コロナ禍の影響もあってか概ね易化したのですが、甲陽学院は逆に難化しました。昨年易化した中学は、今年は各学校で難化したところが増えましたが、甲陽学院は逆に大きく易化しました。

 

甲陽学院中学の入試は灘中入試と同様に2日間入試で、国語・算数は各55分の2日間(2回ずつ)あり、各100点で200点、理科は1日目に1回55分で100点の計500点満点の試験となります。

 

2.2022年甲陽学院中学の入試データ

 

(前年比)<人>

 

2020

2021

2022

募 集 人 員

200

200

200

志 願 者 数

410(-1)

410(±0)

344(-66)

受 験 者 数

383(-10)

380(-3)

327(-53)

合 格 者 数

217(-3)

215(-2)

211(-4)

実 質 倍 率

1.76

1.77

1.55

 

 

甲陽学院中学入試は、灘中と同一試験日ということもあり、毎年最難関中学の中では比較的倍率が低いのですが、今年は志願者数、受験者数ともに大きく減少したため、倍率も大きく下がり例年になく広き門となりました。

 

ただ広き門になったからと言って、やはり難度の高い最難関レベルであることに違いはありません。

 

3.甲陽学院中学志望者の受験日程パターン

甲陽学院中学志望者の受験日程パターンを表したものが下記の表です。

 

前受け校

・愛光学園(愛媛)   ・北嶺(北海道)

・函館ラ・サール学園(北海道)

1日目<甲陽>

1/15(土)

2日目<甲陽><併願校>

1/16(日)

3日目以降<併願校>

(1/17)

国語(55分・100点)

算数(55分・100点)

理科(55分・100点)

国語(55分・100点)

算数(55分・100点)

・東大寺学園(奈良)

・洛南高附(京都)

・淳心学院(兵庫)

・清風後期(大阪)

【4日目以降(1/18~)】

・六甲学院B(兵庫)

・白陵後期(兵庫)

・関西学院B(兵庫)

・神戸大附属(兵庫)

・洛星後期(京都)

【午後】

・西大和学園(奈良)

・高槻B(大阪)

・須磨学園3(兵庫)

 

関西統一入試日前に前受けとして愛光、北嶺、函館ラ・サールを受験、統一日初日と2日目の午前で本命の甲陽学院中、2日目の午後に西大和学園高槻B須磨学園3回目を受験する受験生が多く、3日目に東大寺学園洛南高附淳心学院後期清風後期を受験するパターンが多いようです。

 

3日目の夕方には甲陽学院の合格発表がありますので、それで合格していればこれで終了となりますが、不合格だった場合は4日目以降に六甲学院B白陵後期関西学院B神戸大附属洛星後期などを受験するパターンが多いでしょう。

 

4.大手塾別合格者数

関西大手進学塾甲陽学院中学合格者数は多い順に下記の通りでした。

(前年比)<人>

浜学園

馬渕教室

希学園

日能研

97(+29)

38(+2)

36(+1)

34(-10)

進学館

SAPIX

第一ゼミナール

能開センター

20(-4)

9(-4)

6(-4)

5(+3)

 

昨年大きく合格者数が減少した浜学園が、昨年を大きく上回る合格者を出し、一昨年の合格者数をも超えました。

 

昨年浜学園が大きく減った分、他塾の実績が伸びましたが、今年は逆に浜学園が大きく増加した分、馬渕教室や希学園は1名増えましたが、昨年増加した日能研、進学館、SAPIX、第一ゼミナールなどの合格者数は軒並み減少という結果となりました。

 

5.科目別平均点

甲陽学院中学合格者の各教科の平均点と受験者平均点との差を表したものが下記の表です。

(前年比)<点>

  受験者平均 合格者平均 合格者平均との差 合格者最高点
国語 117.6(+8.6) 122.5(+6.3) 4.9(-2.3) 157(+2)
算数 134.2(+9.1) 150.1(+6.3) 15.9(-2.8) 200(+3)
理科 61.4(+9.3) 65.0(+8.6) 3.6(-0.7) 86(+8)

※国語、算数は各200点、理科は100点の計500点満点

 

今年の甲陽学院の入試は上記の表の通り、昨年と比べ全教科について易化した試験で、3科での合格者平均点は337.5点と過去10年でも2番目の高さでした。

合格者の最高点は500点満点で417点、最低点は301点で、いずれも昨年と比べ、それぞれ+20点+16点と大きく上がっています。

 

また、合格者平均と受験者平均とのを見ると、昨年ほど差がつかない試験だったことがわかります。今年は特に国語や理科では差がつきにくい入試内容でしたので、毎年のことですが、やはり算数の出来不出来が合否の結果に大きく影響した入試でした。

 

6.科目別の傾向と対策

今年度の甲陽学院中学入試を参考に、教科ごとの傾向と対策をご紹介します!

 

◆国語

 

 

 

・今年度の難易度

甲陽学院の国語入試は昨年大きく難化しましたが、今年度は易化しました。特に1日目の国語は昨年より大きく易化し、2日目の国語は昨年並みに難しい内容となりました。

 

・傾向

1日目も2日目も同じような論説文と物語文の大問2題構成で、両日とも試験時間は55分の各100点満点、問題用紙はB4用紙2枚です。

 

今年も例年通り記述解答が多く、約2/3が記述解答でした。記述のほとんどが字数指定のないもので、解答欄の大きさを見て答えるべき字数を自ら考え、対応しなければなりません。長文で答える文章力も必要ですし、簡潔にまとめる力も必要となります。

 

塾によっては、関西の中学受験の国語だけを見ると甲陽学院中が一番難しいという先生もいます。実際に甲陽学院の国語の物語文を読んでみると、本文に登場する人物の心情を小学生に理解できるのかと疑問を持つくらいです。大人の考え方ができないと難しい内容だと思います。

 

・対策

毎年記述量が多いので、記述力の有無が甲陽学院合格のカギになることは間違いありません。普段から、どのような字数にも対応できるように記述の練習が必要です。記述解答は完璧な解答でなくても部分点があります。空白にすることなく一点でも多く取れるように訓練しましょう。

 

◆算数

 

 

 

・今年度の難易度

甲陽の2022年の算数入試は、昨年は一昨年に比べやや易化しましたが、今年はさらに易しい試験内容となりました。特に1日目のテストはここ10年くらい遡っても、最も受験者平均点の高い易しい試験でした。

 

甲陽受験者であれば満点獲得者も複数人出たと思われます。昨年は違いましたが、例年2日目の試験の方が難しく、1日目より平均点が低くなります。今年も2日目の試験は1日目より受験者平均点が低かったのですが、2日目の受験者平均点が61.2点と例年の1日目の平均点くらいで昨年並みに易しい試験となりました。

 

・傾向

甲陽学院の算数は1日目も2日目も試験時間55分の100点満点で、2日間とも似たような試験構成です。大問1以外は式や解き方を書くようになっており、部分点もあります。

 

問題数は毎年12~16問程度と少ないので、じっくり考えることはできるのですが、一問ごとの配点は大きくなりますので小さな凡ミス、ケアレスミスが致命傷となります。

 

出題単元は「数論・規則性・場合の数」「速さ」「平面図形」「立体図形」が毎年出題される頻出単元となっています。

 

1日目の1番は毎年計算問題が出題され、今年も西暦数字2022を使った計算問題が出題されました。

 

・対策

例年解き方を書かせる解答が多く、部分点が期待できますから、最後まで行きつかなくてもわかるところまで粘り強く答案を作成する力が必要です。

毎日の学習の中で途中の式や図などもしっかり書く練習をしておきましょう。

 

「数の性質」「場合の数」「平面図形」「立体図形」「速さ」は頻出単元ですので、甲陽受験者はしっかりと準備しておきましょう。特に立体図形の切断と影の問題は頻出ですので、理解を深めておく必要があります。作図力も採点時の評価対象となりますから、出題された図を読み取るだけでなく、自分で作図解き進める力も身につけておきましょう。

 

◆理科

 

 

 

・今年度の難易度

甲陽の2022年の理科入試は昨年、一昨年とやや難しい試験内容でしたが、今年度は難易度が緩みました。前述の通り、受験者平均点と合格者平均点の差も3.6点とあまり差が出ない試験となりました。

 

今年平均点が上がった要因としては、昨年より解答数が5問ほど減ったことと、計算問題が多く出題されましたが、さほどややこしい出題がなかったことが挙げられます。

 

・傾向

甲陽学院の試験時間は55分の100点満点、出題形式は毎年同じで大問6題構成となっています。物理と化学の分野から各2題、生物と地学から各1題の6題で、各分野の出題順序は年により変わりますが、今年度も含め例年大問1で生物分野が出題されることがほとんどです。

 

分野ごとでは、物理と化学で難しい問題が多く、生物と地学の分野はやや解きやすい問題となっていますので、そこでしっかり点数を取っておきたいところです。

 

・対策

物理は力学電気、化学は中和溶解度が頻出単元です。過去問などでしっかり対策しておきましょう。また、毎年捨て問にできるような超難問が出題されています。問題の見極め、取捨選択がしっかりできるかどうかも合否を分けるポイントとなります。

 

7.まとめ~甲陽学院中学合格への道~

 

 

今年の中学受験は昨年に続き、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた入試となりました。来年2023年の受験もどうなるかは誰にも予測できませんが、これだけははっきり言えます。どのような状況下でも慌てずに受験できるよう、今からしっかり準備していきましょう

 

甲陽学院中学は、灘中と並び、関西圏の最難関中学と位置付けられている中高一貫の男子校です。春は桜のトンネルのできる夙川沿いの遊歩道を通学し、学校は芦屋市との市境の西宮の閑静な住宅街にあり、たいへん恵まれた環境にある学校です。

授業の進度はたいへん速く、中学1年間で中学3年分のカリキュラムを終わらせるとも言われています。

 

今年の入試結果だけを見ると、受験者数が減って平均点も上がり、入りやすくなったように見えますが、やはり灘と並んで最難関レベルであることに変わりはありません。また、今年の結果を踏まえ、来年度の入試は大きく難化する可能性もあります。

 

一朝一夕に準備ができる学校ではありません。対策を講じるのであれば、早いほどいいでしょう。どう対策していいか不安に感じたら、志望校に特化したアドバイスのできる受験のプロに早めに相談することをおすすめします。

 

 

 

 

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