オープンスクール・学園祭に行こう!受験校見学で確認しておきたい重要ポイント

  • 2022.09.27
  • 受験情報

 

 

秋は文化祭学園祭など公開行事が目白押しです。受験する学校の説明会オープンスクールはこの機会にぜひ参加しておきましょう。その際、保護者が確認しておきたい6つの重要な見学ポイントをご紹介します

 

CONTENTS:

 

1. オープンスクール・学園祭の参加意義

2. スケジュールを組む

3. 親子で参加

4. 入試内容のヒントを聞く!

5. 学校が本人に合っているかを見極める7つのチェック

6. アクセス方法等のチェック

7. プレテストを受ける(実施している学校の場合)

8. まとめ~参加した方がいい場合とそうでない場合

 

 

1.オープンスクール・学園祭の参加意義

 

秋のこの時期には、各学校で運動会や音楽会、文化祭などさまざまな行事が催され、受験生やその保護者が見学できる学校が多くあります。受験生のための相談ブースが設けられていることもありますから、もし見かけましたら、せっかくの機会ですので何かしら話をしてみることをおススメします。

 

また、これまで何回か開催されていた学校説明会も、この時期以降は最後の説明会となってくるでしょう。次年度の入試内容もある程度固まりつつある時期ですので、これまでの説明会とは違い、入試に関する信憑性の高いヒントが得られる可能性もあります。

 

来春の受験を考えているのであれば、ぜひ参加しましょう。とくにこれまで一度も学校を見学していないのなら、なおさらです。

 

それではオープンスクールなど、学校見学では何を見ればいいのでしょうか。確認するべき重要な6つのポイントをご紹介します。見学の際にはぜひチェックしてください。

 

【学校見学で行いたい、6つの重要ポイント】

 

  • スケジュールを組む
  • 親子で参加
  • 入試内容のヒントを聞く
  • 学校が本人に合っているか見極める
  • アクセス方法等のチェック
  • プレテストを受ける(実施している学校の場合)

 

次にそれぞれを詳しく見ていきましょう。

 

 

2.スケジュールを組む

 

 

 

 

まずは志望校と併願校の学校説明会オープンスクール学園祭プレテストなどの日程をチェックしましょう。各学校のホームページに掲載されていますので、こまめにチェックするようにしてください。

 

定員が決められているところもありますから、参加申し込みは早めに行ったほうがいいでしょう。昨年や一昨年に比べ、コロナに関する規制が緩くなったとはいえ、やはりまだ人数制限があったり、オンラインで行ったりする学校もたくさんありますので、ご注意ください。

 

 

3.親子で参加

 

説明会などは平日に開催されることもあり、親御さまだけで参加する場合もあるかもしれませんが、学校行事やオープンスクールなどは土日や祝日に行われることが多いため、できれば受験生本人も一緒に参加できるほうがいいでしょう。

 

やはり、実際にその学校の敷地に足を踏み入れたか否かでは、テンションがぜんぜん違います。「この学校に行きたい!」という気持ちは、入試に向けての学習意欲を必ず高めてくれます。ラストスパートと言われるこの時期にいい影響を与えることになり、さらに背中を押してくれることにもなるでしょう。

 

最近ではお父さまのご参加も多くなっています。できましたらご両親そろって参加されるとよりよいですね。家族みなが応援してくれていると本人も心強く思うでしょう。

 

親子で学校見学する際のポイントは、終始、楽しく前向きな会話をしながら見学することです。それは最寄り駅を降りたときから始まります。

 

間違っても「なんだか暗い感じの古い駅だね」や「こんなに歩くんだ。毎日だと疲れちゃうね」というようなネガティブな発言はやめてください。

 

「この駅はどこか懐かしい感じがするいい駅だね」や、「この道は広くて歩きやすいね。春には桜がきれいだろうね」、また、駅から少し遠くても「毎日、このくらい歩いていたら、健康にいいね。体力もつきそうだし、ダイエットになるかもね」などと、合格してその学校に通うことを想定したような前向きな会話が理想です。きっと本人もその気になり、モチベーションも上がってくると思いますよ!

 

 

4.入試内容のヒントを聞く!

 

 

 

 

説明会などでは、来年度の入試に関するちょっとしたヒントなどが聞ける可能性があります。

もちろん、どの問題が出題されるかなどは話されませんが、どういう傾向の問題や、難易度押さえるべきポイントなどを教えてくれる場合もあります。

 

例えば「昨年と同じような形式で難易度も同じくらい」や、「昨年がやや簡単だったので、今年は昨年よりやや難しい試験になる」などという情報がわかるだけでも、受験生にとってはたいへん有益な情報です。そういう意味でも筆記用具は必ず持参し、なるべく本人にもメモを取らせるようにしましょう。

 

試験対策ができますし、心構えができるという点でも利点となります。他の何の情報もない受験生よりも心に余裕ができ、少なからず有利に働くでしょう。

たとえ当日の試験が難しくても、「今年は難しくなるとは聞いていたけど、なるほどだな」と焦ることなく落ち着いて試験に臨めると思います。

 

細かいことですが、特別な緊張感の中で1点を争う一発勝負の試験では、このような精神的なアドバンテージも馬鹿にはできませんよ!

 

 

5.学校が本人に合っているかを見極める7つのチェック

 

 

 

 

この時期に多い文化祭や学園祭などは、その学校の雰囲気や生徒たちの様子がよくわかる、またとないチャンスです。

学校説明会とは違い、自由に校内を見て回れますし、生徒たちの素の振舞いも見られるので、「本当に我が子に合った学校かどうか」を判断する絶好の機会となるでしょう。

 

学園祭等では次の7つをチェックするといいでしょう!

 

  • 生徒たちがみんな活き活きして行事を楽しんでいるか
  • 学校や在校生の雰囲気が子どもの性格に合っているか
  • 子どもが参加したいと思える催しものがあったか
  • 在校生に何人か話しかけてみたときの反応が子どもに合っているか
  • 学習展示物の内容やレベルが子どもに合っているか
  • 雰囲気や施設、設備など気になるところをチェックする
  • 子ども本人が気に入っているか

 

何より、学園祭に参加してみて、子ども本人がその学校を気に入ったかどうかが大切です。ぜひ素直な感想を聞いてあげてください。 

 

 

6.アクセス方法等のチェック

 

オープンスクールに行く目的の一つとして、道順などを事前に確認しておくこともあります。入試本番当日に、「電車の乗り換えを間違えた」、「道がわからない」とパニックにならないように、家から学校までの道のりをしっかりチェックしておきましょう。

 

本番に向けての下見として、学校までどのくらいの時間がかかるのか、どのようなを通るのかはもちろんのこと、最寄り駅のどこにトイレがあるのか、近くにコンビニがあるのかなどもチェックしておきましょう。

 

当日は何が起こるかわかりません。緊張で急に腹痛になったり、忘れ物をしたりと、思ってもいないようなことが起こらないとも限りません。もちろん、そのようなことがないに越したことはないのですが、先に下調べをしておくと、もしもの時でも慌てることなく安心です。

 

 

7.プレテストを受ける(実施している学校の場合)

 

 

 

 

学校によっては、プレテストなどを実施しているところもあります。受験校がプレテストを実施していたら、必ず申し込んで受験しましょう。学校にもよりますが、プレテストの結果も入試の合否に関わってくる場合も大いにあります。

 

たまたま入試本番では力が出し切れず、思ったほどできなくても「プレテストでは点数が取れている」と考慮される場合もないともいえません。

逆にプレテストで出来が悪いと不利になるのかというと、そのようなことはありません。本番のテストで合格点以上でありながらプレテストが悪かったために不合格になるといったことは決してありません。

 

プレテストでは、説明会以上に入試に関するヒントがたくさん提供されています。本番と同じ科目・同じ試験時間・ほぼ同じ問題数の試験ですから、「今年の入試は概ねこのような形式で、このような難度です」ということを示しています。

 

つまり、本番に限りなく近いテストと言ってもいいでしょう。過去問と同様、このプレテストを何度かやり直しておけば、本番の入試で「あ、これやったことあるぞ。わかる!」となると思います。これは大きなアドバンテージですよね。入試という特別な雰囲気の中で、この気持ちになれるのはたいへん有利なことです。

 

プレテストの後に、テストの解説会などが行われることもあります。これは必見です!

重要な問題(実際に入試にも出題されそうな問題)は特に熱く説明があると思います。「これはしっかり押さえておいてくださいね」などと言われたら、出題の可能性が高いと思っていいでしょう。

 

説明会やプレテストに参加しないとわからない入試に関するヒントはたくさんあります。「この問題が出ます」といった露骨なことは当然言いませんが、言葉の端々でさまざまな出題に関するヒントが隠されています。ぜひ参加して、少しでも有利な状態で本番に臨んでくださいね。

 

 

8.まとめ~参加した方がいい場合とそうでない場合

 

今回は、受験校の説明会やオープンスクール、学園祭などの参加意義と、その際に確認しておきたい重要な見学ポイントなどをご紹介しました。

 

この時期はラストスパートで、寸暇を惜しんで勉強に励みたいかもしれませんし、学校見学などしている余裕はないと思われるかもしれません。見学は絶対にしなければならないというものではないので、子どもが今とてもいいペースで乗りに乗って勉強しているところで、せっかくのいいリズムを崩したくないというのであれば、無理に行く必要はありません。とくに既に訪問しているのなら必要ないでしょう。

 

この時期になかなかラストスパートがかからない、もしくは息切れして行き詰まっているモチベーションが上がらないといった場合には、ぜひおススメしたいです。

学校訪問している間は当然勉強はできませんが、いい気分転換になりますし、モチベーションアップになりますから、気持ちの上でのスパートがかかるかもしれません。

親子で楽しみながらぜひご参加くださいね!

 

 

 

 

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浅田ゆうき先生

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