
毎年ご好評をいただいております「時事用語の漢字問題」と「西暦数字2026問題」を今年も出題いたします!2026入試に出るかもしれない国語や社会の問題、また算数の練習問題としてチャレンジしてみてくださいね。
CONTENTS:
1.「時事漢字」「入試年度の西暦数字」とは

時事漢字
「時事漢字」とは、その時々の社会的な出来事に関連する漢字のことです。国語や社会などの入試問題、小論文のキーワードなどに用いられることも多く、単なるワードとしてだけでなく、その時代背景や経緯等も問われることもあります。
2026年という年は「大正」から「昭和」に改元されて100周年の年でもあります。
関西圏では、
・神戸空港開港20周年
・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン開園25周年
・阪急神戸三宮駅開業90周年
などが挙げられます。近畿圏の中学入試で、地元ネタとしてこれらのワードを絡めて問題文が作成されるかもしれません。頭の片隅にでも入れておくといいでしょう。
ここでは、2026年度の入試に出るかもしれない、2025年の「時事漢字」80問を出題します。小学校では習わない漢字も含まれているので、必ずしも中学受験には必要のない問題もあるかもしれませんが、気分転換にもなりますし、頭の体操にもいいのでぜひチャレンジしてみてくださいね。
子どもはもちろん、大人でも全問正解は難しいと思います。大人でも9割以上解けたら自慢できますよ!クイズに答えるつもりで、また今年あった出来事を振り返りながら、「こんなこともあったね」などと会話しつつ親子で楽しんで挑戦してみてくださいね。
入試年度の西暦数字2026
2問目は、こちらも毎年恒例の「入試年度の西暦数字」に関する練習問題です。
次年度は「2026」ですが、2026という数字を素因数分解すると、
「2026=2×1013」です。
つまり、2026の約数は
「1,2,1013,2026」の4つだけです。
特徴的な数字は「1013」くらいですので、試験の中で「1013」という数字が出てきたら、「2026
につながるかも」と考えるとうまくいくかもしれません。
今年も【問題2】で西暦数字に関するオリジナル練習問題をご紹介していますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
2.2025年時事漢字~目指せ時事漢字王!

【問題1】
次の文章は、2025年の1年間で大きな話題となった出来事を記したものです。かっこ内(①~80)の太字で書かれたひらがなを漢字で書きなさい(各1点/80点満点)。
1. 1月17日、(1 はんしんだいしんさい)から30年が経ちました。
2. 共和党のドナルド・トランプ氏が1月20日、第47代アメリカ合衆国(2 だいとうりょう)に(3 しゅうにん)し、4年ぶりの(4 ふっけん)を果たしました。
3. 日本の石破(5 しゅしょう)とアメリカのトランプ(2 だいとうりょう)が、アメリカワシントンのホワイトハウスで初の日米(6 しゅのうかいだん)を行いました。トランプ(2 だいとうりょう)は、(7 たいにちぼうえきあかじ)の(8 かいしょう)を目指し、実現しない場合は新たな(9 かんぜいそち)を取る可能性に(10 げんきゅう)しました。
4. イチロー氏は、(11 げんえきじだい)の(12 こうせき)が称えられ、2025年1月にアメリカ野球(13 でんどう)入りが発表され、同年7月27日に正式に(13 でんどう)入りしました。
5. 大阪市の人工島「夢洲」で、4月13日から10月13日までの184日間、(14 かんさいばんぱく)が(15 かいさい)されました。会場のシンボルでもある大屋根リングは世界最大の(16 もくぞうけんちくぶつ)としてギネス世界記録に(17 にんてい)されました。
6. 赤沢(18 けいざいさいせいだいじん)が(19 かんぜいこうしょう)のため、4月16日にに渡米しました。
7. 世界カトリック教会の頂点に立つローマ(20 きょうこう)フランシスコが4月21日、88歳で(21 しきょ)しました。
8. 江藤(22 のうりんすいさんだいじん)が米をめぐる「ウケ狙い」発言で5月21日に(23 いんせきじにん)しました。
9. 2013年に(24 こくみんえいよしょう)を(25 じゅしょう)した、日本野球界のレジェンド、ミスタープロ野球とも称された長嶋茂雄氏が6月3日(21 しきょ)しました。長嶋氏は2021年にプロ野球界初となる(26 ぶんかくんしょう)も(25 じゅしょう)しました。
10. トカラ列島近海の(27 ぐんぱつじしん)により、7月4日、島民の一部が島外への(28 ひなん)を(29 よぎ)なくされました。
11. ロシア・カムチャッカ半島付近で7月30日に、(30 だいじしん)が発生し、その(31 えいきょう)で、日本でも(32 たいへいようえんがん)の広い地域で一時(33 つなみけいほう)が(34 はつれい)されました。
12. 8月上旬に天皇ご一家が(35 せいよう)のため、6年ぶりに静岡県下田市の須崎御用邸に入られました。
13. 気象庁によると、8月5日の午後、群馬県伊勢崎市で国内の史上最高気温となる41.8度を(36 かんそく)。40度以上を(36 かんそく)した1日あたりの地点数も、過去最多を(37 こうしん)しました。
14. プロ野球の阪神タイガースが9月7日、2位に(38 たいさ)をつけて、史上最速でセントラル・リーグ(39 ゆうしょう)を決めました。
15. 石破(5 しゅしょう)は9月7日に(40 ないかくそうりだいじん)および自由民主党(41 そうさい)の(42 じにん)を正式に(43 ひょうめい)し、(44 たいじん)しました。
16. 9月13日に東京で世界陸上が34年ぶりに(15 かいさい)されました。日本は11種目で(45 にゅうしょう)しました。
17. 総務省が9月14日公表した人口(46 すいけい)によると、総人口の29.4%が65歳以上で過去最高を(37 こうしん)。(47 こうれいしゃひりつ)は、人口4千万人以上の国の中で日本がトップとなりました。
18. 9月19日、2030年度から(48 どうにゅう)される次期(49 がくしゅうしどうようりょう)の(50 きほんほうしん)が中教審の特別部会でまとまりました。
19. 5年に1度の(51こくせいちょうさ)が令和7年9月20日から始まりました。
20. 石破(5 しゅしょう)の(44 たいじん)にともない、新(41 そうさい)選に5人が(52 りっこうほ)し、10月4日に(53 とうかいひょう)されました。
21. 大阪大学の坂口志文栄誉教授が10月6日に「ノーベル(54 せいりがくいがくしょう)」を、京都大学の北川進特別教授が10月8日に「ノーベル(55 かがくしょう)」を(25 じゅしょう)しました。
22. 公明党は10月10日、自由民主党と26年間続いた(56 れんりつせいけん)から(57 りだつ)すると(43 ひょうめい)しました。
23. イスラム組織ハマスは10月13日、(58 ていせんごうい)に基づき、パレスチナ自治区ガザで(59 こうそく)していた(60 ひとじち)を(61 かいほう)しました。
24. 中国(62 こうせん)4隻が10月15日、沖縄尖閣沖の日本の(63 りょうかい)に相次いで(64 しんにゅう)しました。
25. 自民党の高市早苗(41 そうさい)は10月21日(65 しょうしゅう)の(66 りんじこっかい)で第104代(40 ないかくそうりだいじん)に任命されました。日本初の女性(5 しゅしょう)の(67 たんじょう)となりました。
26. 危険な高温が予想される場合に発表される「(68 ねっちゅうしょうけいかい)アラート」の2025年度の運用が10月22日で終了し、発表数が1749回と過去最多を(37 こうしん)しました。35度を超える(69 もうしょび)が多く、各地で記録的に高い気温が(36 かんそく)された夏となりました。
27. 劇場版「鬼滅の刃無限城編」が世界中で大ヒットし、全世界での(70 こうぎょうしゅうにゅう)は813億円を突破。日本映画として歴代1位を(71 たっせい)しました。
28. (72 かんきょう)省は、10月30日に「クマ」に襲われて死亡した人の数が過去最多になったと発表しました。
29. 高市(5 しゅしょう)は10月28日、来日中のトランプ(2 だいとうりょう)と初会談に臨み、続く10月31日には、中国の習近平(73 こっかしゅせき)と日中(6 しゅのうかいだん)を韓国・慶州での「アジア(74 たいへいようけいざいきょうりょくかいぎ)< APEC >」に合わせて実現させました。
30. アメリカ大リーグのドジャースは11月2日、ワールドシリーズで(75 にとうりゅう)の大谷翔平選手や山本由伸投手などの(76 かつやく)もあり、ブルージェイズを破り、9度目の(39 ゆうしょう)、球団初の連覇を果たしました。
31. 高市(5 しゅしょう)は、11月12日、各地で(77 しんこくか)する(78 くまひがいたいさく)として、(79 ほせいよさん)を活用して、地方自治体への(80 ざいせいしえん)を拡充する考えを(43 ひょうめい)しました。
(各1点)
3.入試年度の西暦数字問題

【問題2】(練習問題)
下記の15枚のカードをすべて使って、答えが2026になる式を作成しなさい。数字は32や223など、何ケタでも可。


(20点)
4.解答

問題1①~80の80問は、各1点の計80点、問題2は20点で合計100点満点で計算してください。
【解答1】
(各1点/80点満点)
1) 1 阪神大震災
2) 2 大統領 3 就任 4 復権
3) 5 首相 6 首脳会談 7 対日貿易赤字 8 解消 9 関税措置 10 言及
4) 11 現役時代 12 功績 13 殿堂
5) 14 関西万博 15 開催 16 木造建築物 17 認定
6) 18 経済再生大臣 19 関税交渉
7) 20 教皇 21 死去
8) 22 農林水産大臣 23 引責辞任
9) 24 国民栄誉賞 25 受賞 26 文化勲章
10) 27 群発地震 28 避難 29 余儀
11) 30 大地震 31 影響 32 太平洋沿岸 33 津波警報 34 発令
12) 35 静養
13) 36 観測 37 更新
14) 38 大差 39 優勝
15) 40 内閣総理大臣 41 総裁 42 辞任 43 表明 44 退陣
16) 45 入賞
17) 46 推計 47 高齢者比率
18) 48 導入 49 学習指導要領 50 基本方針
19) 51 国勢調査
20) 52 立候補 53 投開票
21) 54 生理学医学賞 55 化学賞
22) 56 連立政権 57 離脱
23) 58 停戦合意 59 拘束 60 人質 61 解放
31) 77 深刻化 78 熊被害対策 79 補正予算 80 財政支援
【解答2】
(20点)
(22×22+23×23)×2
※以下の解答でも可
・2×(22×22+23×23)
・2×(23×23+22×22)
・(23×23+22×22)×2
※2026という数字は「2026=1×1+45×45」という式で表すことができ、「1013」という数字も「1013=22×22+23×23」という平方数の足し算の式で表すことができます。知っておくとどこかで役に立つかもしれません。
中学受験の算数の試験では、西暦数字に関連する問題が毎年多くの学校で出題されています。昨年もこちらでご紹介した練習問題と同様の問題がある学校で実際に出題されましたので、今年もどこかの入試で出題されるかもしれませんよ!
5.まとめ~今からできる時事問題の受験対策

うろ覚えですませていませんか?
いかがでしたでしょうか。漢字問題を解きながら、時事対策にもなる問題を出題しました。
小学校では習わない漢字もあり、中学受験生には難しかったかもしれませんね。
2025年の時事用語として覚えておきたい重要ワードやそれに関連して国語入試でよく出る漢字などを問題にしています。小学生は7割、大人なら9割正解できていたら時事漢字王です!
全て一度は目にしたり耳にしたりしたことのある言葉ばかりだとは思いますが、いざ文字にしようとすると大人でも戸惑った方も多かったのではないでしょうか。
漢字は読めるし字の形もうろ覚えでなんとなく雰囲気はわかっているものの、実際に書くと手偏なのか木偏なのか、点があったか線はもう一本あったかなど、細かい所まで覚えていなかったりするものです。やはり時々は手を動かして実際に書くことをおすすめします。
また、意味のわからない言葉があったら、すぐに辞書で調べましょう。80問のうち何問かはどこかの入試に出てくるかもしれませんよ。
世の中の動きを知り、家族で話し合う習慣をつけよう!
2025年は、国内では関西万博や世界陸上の開催、大谷翔平選手や山本由伸選手の活躍、高市早苗総裁による日本初の女性首相誕生など、明るい話題が多い1年となりましたが、猛暑や熊被害などの環境問題も大きな話題となりました。
世界情勢では、トランプ大統領による関税交渉やガザやウクライナなどさまざまな問題があり、日本にもどう影響するのかしっかり注視していく必要があります。
こうした国内外の情勢や出来事を、日ごろから新聞やテレビのニュースなどの情報に関心を持ち、食事時などに家族で話し合う習慣をつけたりすることで、時事問題にたいへん強くなります。
世の中の出来事について、「この言葉はどういう意味?」「どうして起こったの?」「これからどんな影響があるのか」など、自身で調べたり家族で話し合ったりもしてみてください。
漢字の学習だけでなく、将来のプレゼン力やディベート力にも繋がりますよ。

もうあと45日ではなく、まだ45日あります。
まだまだ伸びます!
体調管理はしっかりと、
最後まで諦めずに頑張りましょう!!



