
箱根駅伝で9度目の総合優勝を果たした青山学院大学の原晋監督から、受験勉強にも通じ名言や指導法などをご紹介します。
CONTENTS:
3. 強いチームになるほど、監督の役割や立ち位置は下がっていく
1. 箱根駅伝2026

驚きの結果!
2026年、第102回箱根駅伝は、往路、復路をともに新記録で制した青山学院大学が10時間37分34秒の大会新記録で3年連続9度目の総合優勝を果たしました。
あまりにもぶっちぎりの優勝でしたので、当たり前の優勝のようにも見えますが、事前予想はそうではありませんでした。有識者の間でも、決して青山学院大学が絶対的な優勝候補ということではなく、特別下馬評が高かったわけでもありませんでした。
駒澤大学や國學院大學、中央大学を優勝候補と予想している人も多数いて、ここまで突出した青山学院大学の優勝はなかなか予想できなかったと思います。
原晋監督の指導力
青山学院大学の原晋監督も連日テレビで喜びの声を視聴者に届けていました。元々原監督はテレビの露出も多く、リップサービスも含め話し上手なことでも知られていますが、話を聞けば聞くほど、原監督がいかに箱根駅伝に照準を合わせ、選手たちの力を最大限発揮させたのか、その指導力のすばらしさを実感せずにはいられなくなります。
今回はそんな原監督の数々の言葉の中から、受験にも通じる名言をご紹介しながら、入試本番にうまくピークを持っていくようにすることや、子どもの力を最大限に発揮させる指導法などをお伝えしていきます。
2. 一番の敵は情

試合直前1か月間選手と話さなくなる?
往路、復路、総合すべてで大会新記録を樹立し、胴上げで9度舞った原晋監督。選手たちとの絆の強さは疑いの余地もありませんが、試合直前までさぞたくさんコミュニケーションをとっているのかと思いきや、意外にもその逆なのだそうです。
原監督は「僕は12月になったらできるだけ(選手たちに)入りこまないようにしてるんですよ」「選手選考に情が入ってしまうから」といいます。「寮の中でもあまり会話しないようにしています。情が入ってしまうから。それが一番の敵なんです」と繰り返し述べています。
平等な選手選考をするために、あえて選手たちと一線を引くように心がけているそうです。
実際、直前まで最後の箱根駅伝となる4年生を選手としてエントリーしていても、当日はその4年生を外し、その時監督から見て勝てると思う調子のいい下級生に変更するということもよくある話だそうです。実際に今年の青山学院大学も往路1区で当初4年生がエントリーされていましたが、当日に2年生の選手に変更がありました。これができるのも監督と選手の信頼関係があってこそなのでしょう。
受験にも情は禁物?
受験も同じです。保護者や指導者は、ある意味受験生本人と一線を引いて、情に流されず、冷静かつ客観的に見守ってあげる必要があります。
周囲がクリスマスや正月を楽しんでいるのに、1人だけかわいそうだからと勉強を休ませたり、逆に体調が悪いのに、本人がどうしても塾を休みたくないというから行かせてしまったり、情に流されては勝負に勝てません。受験も保護者や指導者にとって、「一番の敵は情」なのかもしれません。
3. 強いチームになるほど、監督の役割や立ち位置は下がっていく

自分で動くようにしていく
チームをより強くするための方法として、原監督は「弱いチームを強くしたい時は、外部を寄せ付けず、自分が率いていくスタイルでもいいが、強いチームの場合は、1から10まで指示されて動くのではなく、自分たちで動くようにしていかないと強くなれない」と話しています。
「選手たちの声をしっかり聞き、専門家を巻き込み」、監督はあくまで見守り役のようなもので、「強いチームになるほど、監督の役割や立ち位置は下がっていくものだと思う」と述べています。
受験生の保護者の立ち位置
監督の役目や立ち位置が下がっていくのは、受験でいうところの保護者の役目と同じではないでしょうか。勉強などの学習に関しては塾や家庭教師の先生など専門家に任せ、親は一線を引いたところで見守り役に徹するのが一番です。
親が1から10まで子どもにあれしろこれしろと言うのではなく、子ども本人が自ら動いていくようにしないと伸びるものも伸びないのだと思います。そして、それが互いの信頼関係を構築し、子どもをより強く(成績UP)させることに繋がるのでしょう。
4. 伸びる人材は、自分の言葉を持っている
自分の言葉がない子は伸び悩む
原晋監督の著書の中に、「私は人材を見極めるときに、自分の言葉を持っているかどうかをとても重視しています」という一文があります。「自分の言葉を持っている子は、自分が考えや思いをしっかり伝えられるので、その子にあった練習法を考えたり潜在能力を最大限に引き延ばしたりすることができるが、逆に自分の言葉で表現できない子は、どんなに素質があっても伸び悩んでしまうことになる」といいます。
いい指導者とは?
受験においても、いい指導者なら「その生徒が何につまずいて、どうしたら伸びるのか」理解して指導してくれるでしょう。さらにその生徒が自分でそれを伝えられるように導いてくれるなら、それは原監督のような最高の指導者かもしれません。
原晋監督と青学の選手の関係のように、受験の先生と生徒の関係性も、最後は「この先生に教えてもらってよかった。先生のおかげで合格できた」と思えるような講師が理想です。
ぜひそういう講師を見つけてくださいね。
5. 多くは「その程度で満足するな」と言ってしまう

それは自己ベストじゃないか
原監督いわく、そこそこのタイムを出した選手に対し、「多くの指導者はその程度で満足するな、全然話にならないと言ってしまう」そうです。
原監督はそのようなことは言わず、「おお、よかった。それは自己ベストじゃないか。じゃあ、もうちょっと頑張って次は40秒だね」や、「もう1回その自己ベストで走ろうじゃないか」と声をかけるそうです。
そうすることでジャンプアップしていき、気がついたら目標に届くというところまで到達するのだといいます。
目標の点数を取らせるためには
受験も同じです。テストなどで目標の点数が取れなかった我が子に対して「なんでこんな点数しか取れないの。これじゃお話にならない」などといったネガティブな声かけをしていないでしょうか。
ただでさえ受験中は、受験生もその親も精神的に不安定になり親子喧嘩が起こりやすくなります。受験生に喧嘩などしている無駄な時間はないのです。
たとえ点数が目標に達していなくても、原監督のように「よかった、次はあとプラス5点いけそうだね」や「もう1回自己ベスト更新してみようか」などと前向きな声かけをしてみてください。きっと目標到達に近づきますよ!
6. まとめ~試合は準備の結果がすべて

パフォーマンスを最大限に発揮させるには
原監督は、「パフォーマンスを最大限に発揮するには体と頭をベストな状態に持っていく準備運動が必須」で「試合は準備の結果がすべて」と述べています。
受験も同じで、受験日に照準を合わせた的確な準備が必要です。そのためには、受験指導ができる家庭教師などの専門家と保護者との連携が欠かせません。
ただただ勉強を教えるだけにとどまらず、しっかりとモチベーション管理もできる講師と、どっしりと構え見守る役の保護者が傍にいてくれることで、受験生は安心して勉強に励む(準備をする)ことができ、ベストな状態を作っていけるのだと思います。
受験も準備の結果がすべて
受験は0.1点に笑い、0.1点に泣きます。入試当日に最大限の力を発揮し、泣かないようにするために準備は必須です。受験も駅伝
の試合と同様、準備の結果がすべてなのです。
冬季五輪2026でもそうですが、たった1つのミスでメダルを逃してしまうというシーンが多々ありました。それまでいくら完璧のパフォーマンスで優勝候補とされていても、本番でたった1つミスをしただけですべてが崩れて、メダルどころか入賞圏外ということもありました。
受験もスポーツの大会も、自信をつけるまで練習を積み、それを本番でいかにミスなく最大限の力を発揮できるかで涙の意味が変わります。今回は原監督の言葉や指導法をからその秘訣を学びました。
どういう準備をしていいのかわからない、受験について不安があるなど、受験について何か悩みがある場合は、受験のプロ家庭教師に相談してみてください。いっしょにお悩みを解決していきましょう!
最後に、原晋監督のこの言葉で締めさせていただきます。
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「0.1秒も負けは負け」
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