【最新版】洛南高等学校附属中合格への道!2022年入試からみる2023年の対策

  • 2022.03.24
  • 受験情報

 

 

2022年の中学入試から、今回は洛南高等学校附属中について振り返ります。今年度の受験データを細かく分析各科目の傾向やポイント、2023年の対策等について徹底解説いたします!

 

CONTENTS:

1.洛南高等学校附属中2022年入試の特徴

2.2022年洛南高等学校附属中の入試データ

3.地域別、出願者数・合格者数

4.洛南高等学校附属中志望者の受験パターン

5.大手進学塾別合格者数

6.科目別平均点

7.洛南高等学校附属中、科目別の傾向と対策

8.まとめ~洛南高等学校附属中合格への道~

 

1.洛南高等学校附属中2022年入試の特徴

 

 

洛南高等学校附属中は国語・算数・理科の3教科、または国語・算数・理科・社会の4教科受験のどちらかを選ぶことができます。

 

試験時間は国語が60分、算数が70分、理科と社会はそれぞれ45分です。3教科の配点は、国語と算数がそれぞれ150 点、理科が100点の計400 点満点で、4教科は理科と社会を各50点と換算して3教科と同様に400点満点としています。合格判定に3教科、4教科の区別は行っていません。

 

受験日は東大寺学園と同様に統一受験日から3日目(2022年は1月17日)で、統一試験日初日と2日目に灘中甲陽学院中受験した受験生の併願校として東大寺学園と二分しています。

 

2.2022年洛南高等学校附属中の入試データ

 

(前年比)

志願者数 受験者数 合格者数 実質倍率

775(-106)

・男子510名(-94)

・女子265名(-12)

685(-108)

・男子428名(-102)

・女子257名 (-6)

290(-10)

・男子191名(-28)

・女子 99名(+18)

2.36(-0.28)

・男子2.24(-0.18)

・女子2.59(-0.65)

 

 

昨年、2021年の洛南高等学校附属中学入試の出願者数、受験者数微増でしたが、今年2022年は大きく減少しました。

 

実質倍率も昨年の2.64倍から2.36倍と大きく減少しています。特に顕著なのは男子の受験者数で、昨年と比べ100名以上減少しています。同様に男子の合格者数も大きく減少し、逆に女子は大きく増加しました。

 

ここ数年出願者数、受験者数ともに大きな変化がなく、近畿圏有数の人気校でしたが、今年の男子は昨年に比べ大きく変化した入試と言えるでしょう。

 

3.地域別、出願者数・合格者数

 

 

2022年東大寺学園中入試で府県別合格者数が多い順に並べたものが下の表です。

 

※( )内は昨年比 <人>

 

出願者数

合格者数

大阪府

261(-32)

94(-12)

兵庫県

195(-65)

80(-42)

京都府

174(-9)

62(-8)

滋賀県

66(-5)

24±0

奈良県

26(-4)

15(+6)

その他

53(+9)

15(+8)

 

 

2022年の洛南高附中は昨年と比べ、出願者数も受験者数も大きく減少しましたが、特に兵庫県大阪府からの受験者が大きく減少したことがわかります。

 

数そのものは多くないのですが、奈良県からの出願者が26名に対し、合格者15名と他府県に比べたいへん高い合格率だったのも今年の特徴です。

 

4.洛南高等学校附属中志望者の受験パターン

 

 

洛南高等学校附属中の受験日は統一入試日から3日目。併願校としては、統一受験日前に愛光北嶺岡山白陵などの受験者が多く、統一入試日初日と2日目に男子であればまたは甲陽学院の2日間受験をする、もしくは初日に洛星前期大阪星光学院高槻A東山前期Aで2日目に東山前期B西大和学園高槻Bなどを受験して3日目の受験に臨むパターンが多かったようです。4日目以降は東山後期洛星後期を受験する生徒も多くいました。

 

女子であれば統一受験日前に愛光岡山白陵、統一入試初日に四天王寺高槻A帝塚山1Bなど2日目に立命館後期京都女子B1西大和学園高槻Bなどを受験するパターンが多いようです。

 

洛南を受験する女子は特にレベルが高いので、初日か2日目の併願校でほぼ合格を勝ち取るとは思うのですが、もし合格していなければ、4日目以降に清風南海B大阪桐蔭開明2などを受験したと思われます。

 

  前受(お試し受験)

1日目(1/15)

2日目(1/16)

3日目(1/17)

  ・愛光学園(愛媛)

  ・北嶺(北海道)

  ・岡山白陵(岡山)

 

 

・灘1(兵庫)

・甲陽学院1(兵庫)

・洛星前期(京都)

・大阪星光(大阪)

・高槻A(大阪)

東山前期A(京都)

・四天王寺(大阪)

・帝塚山1B(奈良)

・灘2(兵庫)

・甲陽学院2(兵庫)

東山前期B(京都)

・西大和学園(奈良)

・高槻B(大阪)

・立命館後期(京都)

・京都女子B1(京都)

・洛南高附属(京都)

 

【4日目以降(1/18~)】

東山後期(京都)

・洛星後期(京都)

・清風南海B(大阪)

大阪桐蔭(大阪)

・開明2(大阪)

 

 

 

5.大手進学塾別合格者数

 

 

関西大手進学塾の洛南高等学校附属中合格者数は多い順に下記の通りでした。

(前年比)<人>

浜学園

希学園

日能研

馬渕教室

成基学園

147(-9)

44(-15)

39(+8)

38(-9)

37(-5)

能開センター

京進

第一ゼミナール

進学館

SAPIX

15(+3)

15(+11)

7(+3)

6(-5)

4(+1)

 

 

今年も9名減少したとは言え、浜学園が合格者2位の希学園100名近い差をつけています。浜学園の合格者数は灘や甲陽学院の併願者も多く、今回の数字も灘や甲陽学院の併願者が数字を上げているものと思われます。

 

今年の各塾の増減を見てみると、京進が合格者を大きく増加しているのが目立つ一方で、逆に希学園と馬渕教室では大きく減少しました。京都に強い成基学園でありますが、昨年今年と連続して京都の最難関である洛南高附属で減少しています。来年は巻き返しがあるのか注目です。

 

 

6.科目別平均点

 

 

洛南高等学校附属中学は受験者平均点を算出していないため、合格者平均点最高点、最低点をご紹介します。

                           (前年比)<点>

 

合格者平均

合格者最高点

合格者最低点

国語(3科)

88.6(-18.2)

124(-10)

52(-24)

国語(4科)

93.2(-16.2)

算数(3科)

112.6(+5.2)

150±0

54(-6)

算数(4科)

104.5(+9.0)

理科(3科)

62.3(-15.2)

92(-8)

33(-4)

理科(4科)

59.3(-13.0)

社   会

73.1(-5.4)

94(+2)

49(-7)

総   合

3科:263.5(-28.2)

4科:264.2(-16.3)

348(-13)

212

※3科は国語、算数は各150点、理科100点、4教科は理科、社会が各50点換算の400点満点

 

 

上記数字だけを見ると、今年の洛南入試は大きく難化したように見えますが、一昨年に大きく易化し、昨年はさらに易しい試験となりましたので、今年はむしろ例年並みの難度に戻ったくらいで、特別難解というわけでもありません。

 

科目別には国語が3年前レベルの難度に戻った印象で、算数は昨年よりも易化、例年と比較しても易しい試験でした。理科は昨年が簡単だったため例年並みに戻った印象、社会は例年並みでした。

 

通常3科の方が灘や甲陽の併願者が多いため合格者平均点も高く出るのですが、今年は国語と理科が大きく難化したため、安定した高得点が見込める社会を取っていた方が有利となり、4科の合格者平均点の方が高くなるという珍しい結果となりました。

 

7.洛南高等学校附属中、科目別の傾向と対策

 

今年度の洛南高等学校附属中入試を参考に、教科ごとの傾向と対策をご紹介します!

 

◆国語

 

 

 

・難易度

今年度洛南高附属中の国語入試は、昨年に比べ大きく難化しました。ただ、一昨年に大きく易化し、昨年更に易化しましたので例年並みの難度に戻ったと言えます。

 

・出題構成

60分150点満点の試験。今年も例年通り、大問3題構成論説文、物語文、随筆が出題されました。漢字や語句の単問はなく、大問の中の小問として漢字や語句などの知識問題が出題されます。

 

大きな偏りがなく、記述、選択、抜き出し、知識問題とバランスよく出題されます。記述は字数制限のあるものが多く、今年も15字、55字、65字の記述解答がありました。問題用紙は18ページにわたる冊子形式になっており、ボリュームを感じます。

知識問題は大問3題それぞれに小問として含まれています。

 

・合否のポイント

知識問題は確実に得点したい問題になります。今年は特に時間に追われる試験だったと思われますが、読解に時間を取られて大問3の中の知識問題を解けずに終わるなどといったことがないように、問題の取捨選択、解く順序など時間を見ながら解き進めるようにしなければなりません。

記述にも慣れておきたいので過去問や問題集などでしっかり対策しておきましょう。

 

 

◆算数

 

 

 

・難易度

洛南高附属中算数入試は、一昨年の算数が易しいテストでしたので、昨年はやや難化したようにみえましたが、例年で見て特に難しい内容ではありませんでした。今年は昨年よりも難度が緩み、ここ数年では一昨年に次ぐ平均点の高い比較的易しい内容でした。試験時間は70分と長いのですが、その分解答数も多いので余裕はありません。

 

・出題構成

70分150点満点の試験。途中式や解き方を書く欄はなく、部分点がもらえないのでケアレスミスは許されず、確実に答えなければなりません。

問題用紙は冊子形式で今年は14ページ。解答用紙は別です。ページを開いて左側に問題があり、右側は計算用紙となっています。

 

・出題内容

毎年大問1は計算問題が出題されます。ここは確実に点数を取りたいところですが、計算の工夫ができないと時間がかかる問題もあります。大問1で時間をかけすぎると精神的にも焦りに繋がります。

 

大問1はスピーディーかつ確実に得点したいところです。例年大問2には小問集合が出題されますが今年はありませんでした。毎年出題されている食塩水の問題は今年も出題され、途中で速さの問題があり、最後に立体図形というのは例年通りでした。平面図形の分野では正六角形を絡めた問題が例年良く出題されています。

 

・合否のポイント

問題によって難易度のばらつきがあるので、できるものから確実に解いていき、捨て問を見極める判断も必要です。過去問でしっかり対策しておきましょう。

 

洛南の算数は、部分点が見込めないため、小さなケアレスミスが命取りになりかねません。下記の2020年3月11日に掲載しました当ブログの「3.算数でよくあるケアレスミスとその対処法」でご紹介していますのでご参照ください。

           ↓↓

『得点アップにつながる答案用紙の書き方!ケアレスミスをしやすいタイプと対処法

 

 

◆理科

 

 

 

・難易度

昨年が例年になく易しいテストでしたので、今年の洛南高附属中理科入試は合格者平均で15点ほど下がり、昨年に比べ大きく難化したのは確かですが、難度としては例年並みでした。

 

・出題構成

45分100点満点の試験。例年5題構成で、今年も昨年同様に生物2題、物理・化学・地学が各1題の5題で、大問1と大問2が生物、大問3が化学、大問4が地学、大問5が物理という出題順序も昨年同様でした。

 

問題用紙は国語・算数と同様に冊子形式で18ページでした。ただし、文字数はさほど多くなく、図や表、イラストや写真が多いので、圧迫感があるような感じではなく、ページ数ほどのボリュームは感じません。

 

・合否のポイント

生物の分野でイラストや写真が出題されること、大問5の物理分野でてこの単元が出題されることはいかにも洛南というテスト内容でした。化学分野は中和計算気体発生が頻出で表やグラフの読み取りに慣れておく必要があります。しっかりと過去問対策をしておきましょう。

 

 

◆社会

 

 

 

・難易度

昨年、一昨年と易しいテストでしたので、今年の洛南高附属中社会入試はやや難化しましたが、概ね例年並みの難度でした。

 

・出題構成

45分100点満点の試験。大問3題、歴史・地理・公民の各分野から出題されます。小問数50問ですが、ほとんど選択解答です。選択解答の中には「誤っているものを選びなさい」というのも含まれています。しっかりと最後まで問題文を読む癖をつけておきましょう。

 

問題用紙は他教科同様に冊子形式で今年は34ページとボリュームを感じますが、表やグラフ、写真やイラストや図も多く文字数としてはそれほどでもありません。

 

・合否のポイント

大問3題ほぼ均等の出題数ですが、やや歴史分野の問題数が多くなっています。解答欄の大きさからして20字弱と思われますが、「説明しなさい」という記述解答が2題出題されています。このような短文記述も例年出題されていますから。記述対策もしっかり行いましょう。

 

また、歴史時事問題対策として、日ごろから新聞やニュースに関心を持ち、政治や外交、文化などの問題を家族で話し合うなどして、歴史の重要事項や時事ワードを説明できるようにしておくと良いでしょう。

 

 

8.まとめ~洛南高等学校附属中合格への道~

 

 

 

 

今年の中学受験は昨年に続き、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた入試となりました。来年2023年の受験もどうなるかは誰にも予測できませんが、これだけははっきり言えます。どのような状況下でも慌てずに受験できるよう、今からしっかり準備していきましょう

 

洛南高等学校附属中は、日本最古の私立学校綜藝種智院」を起源に持つ、洛南高等学校の附属中学で、毎年東京大学や京都大学、医学部など最難関大学にも多数進学している京都の名門共学校として有名です。学業はもちろん、スポーツもトップクラスの英才教育校で人気が高く、最難関と位置付けられています。

 

小学生が自分1人で最難関校に向けて受験勉強するのはとてもたいへんだと思いますから、親御さまもいっしょになって真剣に受験に取り組んであげてください。どう対策していけばいいか不安に感じたら、志望校に特化したアドバイスができる受験のプロに早めに相談することをおすすめいたします。

 

 

 

 

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浅田ゆうき先生

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