【最新版】洛星中学校合格への道!2022年入試からみる2023年の対策

  • 2022.05.09
  • 受験情報

 

 

2022年の中学入試から、今回は京都を代表する中高一貫の男子校、洛星中学校について振り返ります。今年度の受験データを細かく分析各科目の傾向やポイント、2023年の対策等について徹底解説いたします!

 

CONTENTS:

1.洛星中入試の特徴

2.2022年の入試データ

3.洛星中志望者の受験日程パターン

4.大手塾別合格者数

5.科目別成績データ

6.2022年度入試からみる科目別の傾向と対策

7.まとめ~洛星中合格への道~

 

 

1.洛星中入試の特徴

 

洛星中の入試は統一入試日の初日に前期入試、しばらく空いて6日目に後期入試があります。他の最難関校と違い、2回チャンスがあるわけですが、「前期入試」は洛星中学を第一志望に考えている受験生はもちろん、洛南高附中の受験日が3日目なので、併願校として受験する受験生も多いようです。

 

「後期入試」には甲陽東大寺大阪星光など兵庫、奈良、大阪の最難関校の合否結果が出た後なので、これらの地域で思った結果が出なかった受験生が殺到します。前期の180名募集に対して後期は45名の募集ですので、毎年かなりハイレベルな狭き門の戦いとなります。

 

洛星中の受験は4教科型(国語・算数・理科・社会)か3教科型(国語・算数・理科)を事前に選択して出願します。出願後の変更はできません。

 

前期入試の試験時間と配点は国語と算数が各60分120点、理科と社会は各50分100点の計440点満点で判定されます。3教科型は合計点340点満点を440点満点に換算して判定します。

 

後期入試の試験時間と配点は、国語と算数が各70分120点満点、理科と社会は各40分80点満点合計400点満点で判定されます。前期同様に3教科型は合計320点満点を400点に換算して判定します。

 

洛星中学入試の大きな特徴は受験教科の順番です。洛星は理科、国語、算数、社会の順で試験が行われます。近畿圏でこのような順番の入試はあまりないと思われます。今年の前期の理科は近年になくたいへん難しい試験でしたので、受験生にとっては精神的にきつかったのではないかと推測されます。

 

始めの理科で気持ちが落ち込んでしまった受験生も多かったと思いますが、それを引きずらずに残り3教科に臨めたかどうかも合否に関わる入試となりました。

 

やはり、最初に行われる試験は緊張しますので、1教科目でうまくスタートできると2教科目以降もリズムがよくなります。洛星受験者は特に理科が得意だと、気持ちよく受験できるかもしれません。

 

 

2.2022年の入試データ

 

(前年比)<人>

  募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 実質倍率
前期日程 180 449(+40) 434(+38) 254(±0) 1.71(+0.15)
後期日程 45 283(-1) 243(-17) 54(+3) 4.50(-0.60)

 

昨年の前期入試では受験者数が大幅に減少し、過去10年で初めて400人を下回りましたが、今年は人数も持ち直し、実質倍率も例年並みに戻りました。

 

後期の受験者数はやや減少し、それに伴い実質倍率も4.50倍と昨年より下回りましたが、それでも例年5倍前後と、後期入試は特にレベルの高い狭き門であることに違いはありません。

 

 

3.洛星中志望者の受験日程パターン

 

洛星中を第一志望に考えている受験生の受験日程パターンとしては、統一受験日までに愛光北嶺岡山白陵岡山など受験し、統一入試日午前の洛星中入試に臨みます。午後は東山前期A明星午後などが考えられます。

 

2日目は午前に東山前期B明星後期立命館後期を午後に高槻Bなどとなるでしょう。洛星は2日目の夕方に初日午前の前期入試の合格発表ですので、ここで合格が決まればもちろんこれで終了です。

 

不合格だった場合は、3日目に洛南高附東大寺に挑戦するか、帝塚山2B同志社香里後期、4日目以降は東山後期など受験し6日目の洛星後期でリベンジを図ります。

 

前受(お試し受験)

1日目(1/15)

2日目(1/16)

3日目(1/17)

・愛光(愛媛)

・北嶺(北海道)

・岡山白陵(岡山)

・岡山(岡山)

 

<午前>

・洛星(京都)

 

<午後>

・東山前期A(京都)

・明星前期(大阪)

 

<午前>

・東山前期B(京都)

・明星後期(大阪)

・立命館後期(京都)

<午後>

・高槻B(大阪)

 

・洛南高附属(京都)

・東大寺学園(奈良)

・帝塚山2B(奈良)

・同志社香里後期(大阪)

 

【4日目以降(1/18~)】

・東山後期(京都)

・洛星後期(京都)

 

 

 

4.大手塾別合格者数

 

関西大手進学塾の洛星中学校合格者数は多い順に下記の通りでした。

(前年比)<人>

馬渕教室

浜学園

成基学園

日能研

希学園

104(-1)

89(-3)

51±0

31(+6)

18(-3)

京進

能開センター

SAPIX

進学館

 

17(-2)

16(+5)

6(+3)

4(+2)

 

 

昨年と比較して、全体的にはあまり大きな変化はありませんでした。ここ数年馬渕教室100名以上の合格者を出してトップとなっています。

 

成基学園は3年連続51名とコンスタントに多くの合格者数を出しています。日能研は昨年大きく減少しましたが、今年はまた持ち直した印象です。

 

 

5.科目別成績データ

 

洛星中学校は合格者平均点の公表をしておりませんので、今年の受験者平均点のみ下記にご紹介いたします。

(前年比)<点>

科目

受験者平均点

受験者平均点の得点率

理 科 (前期)

49.8(-21.3)

49.8

理 科 (後期)

31.5(-5.8)

39.4

国 語 (前期)

75.6(+4.9)

63.0

国 語 (後期)

71.2(+4.0)

59.3

算 数 (前期)

77.1(+8.6)

64.3

算 数 (後期)

65.5(-9.6)

54.6

社 会 (前期)

72.4(-1.8)

72.4

社 会 (後期)

56.1(+1.7)

70.1

※配点は国語と算数は前期後期ともに120点満点、理科と社会はともに前期は100点満点で後期は80点満点

 

 

上記の表を見ていただいてもわかるように、洛星中2022年の理科入試は、前期も後期もたいへん難しい試験でした。先にも述べましたが、洛星中の後期受験者は比較的優秀な生徒が集まりやすいのですが、そのような受験者の中で受験者平均の得点率が39.4%というのは、いかに難しかったかということがわかります。

 

昨年の洛星中の振り返りでも、理科の後期入試が近年になく極端に難しい試験だったと述べましたが、今年はそれをさらに上回る難度でした。

 

国語は前期も後期も昨年より易化し、例年と比較しても易しい試験でした。算数は昨年、前期で大きく難化し後期で大きく易化しましたので、今年はその反動が出たような難度の変化で概ね例年並みの難易度でした

 

 

6.2022年度入試からみる科目別の傾向と対策

 

今年度の主に前期の洛星中入試を参考に、来年度の教科ごとの傾向と対策をご紹介します!

 

◆国語

 

 

 

 

・難易度

洛星中2022年の国語入試は、先にも述べましたが、前期も後期も昨年より易化し、ここ数年でみても易しい、高得点勝負の試験となりました。

 

・出題構成

60分120点満点の試験で、例年通りの大問2題構成。B5の冊子形式で17ページの問題用紙で、大問1の長文が1ページ目から8ページ目まで続く長文を読まなくてはいけませんでした。

 

大問1は例年古典的な名作の物語文の読解で、今年は有島武郎の「一房の葡萄」が出題されました。昨年は井伏鱒二の「山椒魚」、一昨年は芥川龍之介の「トロッコ」でしたので、今年は言葉遣いや表現的には小学生にも比較的わかり易かったと思われます。

 

長文読解問題は1題だけで、今年も大問2で漢字が出題されています。漢字は例年全体の20%ほどの配点かと思われます。

 

・合否のポイント

洛星中の国語大問1の読解はやや偏りがあり、過去10年くらい振り返ると、芥川龍之介の作品が2回、宮沢賢治が2回、井伏鱒二が2回出題されています。

 

大問1の読解問題では記述解答も多く、字数指定のない記述解答が多いので、解答欄の大きさに合わせて長文記述する力や、端的に短くまとめる力のどちらもできるように訓練しておく必要があります。

 

日ごろから過去問や問題集などを用いて解答欄の大きさ(行数)を見て的確な字数で答える練習をしておきましょう。

 

 

◆算数

 

 

 

 

・難易度

2022年の洛星中算数入試は、昨年やや難化しましたが、今年は易化し例年並みよりやや易しめの試験内容でした。

 

・出題構成

60分120点満点の試験で、大問6題構成、小問20問程度という例年通りの問題数でした。洛星の問題用紙はB4横5枚とB4の解答用紙1枚で、用紙枚数としては多いのも特徴的です。

 

・合否のポイント

解答用紙には、例年解き方を書く欄はありません。解き方が正しくても、最後に計算ミスをしてしまえば1点ももらえませんので、よく注意して正確に解き進める必要があります。

 

計算用紙は配られませんが、問題用紙にスペースの余裕がありますので、解き進める上での作図や式、線分図などをきちんとそのスペースに書けるようにしておきましょう。

 

※洛星の算数は、解き方を書かせないので、ケアレスミスが許されない、正確な計算力、作業力が求められる試験となります。ケアレスミス対策については、下記の2020年3月11日に掲載しました当ブログの「3.算数でよくあるケアレスミスとその対処法」でご紹介していますのでご参照ください。

           ↓↓

『得点アップにつながる答案用紙の書き方!ケアレスミスをしやすいタイプと対処法

 

 

◆理科

 

 

 

 

・難易度

2022年の洛星中理科入試は、一昨年、昨年2年連続で易化しましたが、今年はその反動で極端に難化しました。過去10年くらい見ても、最も受験者平均点の低い難しい試験でした。

 

昨年大きく難化した理科の後期入試ですが、今年はさらに難化し、受験者平均点が得点率39.4%と、たいへん高難度の試験となりました。恐らく来年2023年度入試は前期も後期も今年より易化すると思われますが、油断せずしっかり準備しておくに越したことはないでしょう。

 

・出題構成

50分100点満点の試験で、例年通り物理・化学・生物・地学の各分野から1題の4題構成でした。B4用紙7枚の問題文とB4の解答用紙の合計8枚配られます。

 

昨年は例外的に化学分野から2題出題され、計5題の構成でした。今年は大問1の地学と大問2の物理が特に難問でした。大問1の地学は問題文も長く、しかも難問でしたので、気が動転してしまったかもしれません。

 

一方、大問3の化学や大問4の生物は標準的な問題でしたので、結果論ではありますが、大問4から逆順に解いていった方が効率的だったかもしれません。

 

大問1と大問2で必要以上に時間を取られ、比較的解きやすい大問3や大問4を解く時間が足りなかった受験生も多かったのではないでしょうか。今年は特に問題の取捨選択が上手にできたか否かが勝負となりました。

 

・合否のポイント

先にも述べましたが、洛星中の理科入試は、B4用紙7枚もある長い問題文を読まされるので、理科の知識はもちろん、正確な計算力国語力、読解力、そして問題を取捨選択する力が必要となります。過去問などでしっかり対策をしておきましょう。

 

 

◆社会

 

 

 

・難易度

2022年の洛星中社会科入試は、2年連続でやや難化しましたが、概ね例年並みの難易度でした。

 

・出題構成

50分100点満点の試験で、毎年、地理・歴史・政治の各分野から出題があります。問題用紙はB4用紙5枚、B4の解答用紙1枚の合計6枚が配られます。

 

今年も小問数が約70問もあり、問題数が多いので、スピーディーに解き進めなければなりません。記述解答は1行程度と短いものの、6問出題されています。

 

・合否のポイント

例年5問前後は記述解答の問題が出題されますので、過去問などでしっかり対策をしておきましょう。

 

今年もそうですが、毎年、問題用紙の1枚目の一番上に「解答するとき、漢字で書ける部分は、できるだけ漢字で書きなさい」と書かれています。用語・人物などは、漢字で書けるようにしておきましょう。

 

 

7.まとめ~洛星中合格への道~

 

 

 

 

今年の中学受験は昨年に続き、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた入試となりました。来年2023年の入試もどうなるかは誰にも予測できませんが、これだけははっきり言えます。どのような状況下でも慌てずに受験できるよう、今からしっかり準備をしていきましょう

 

洛星中学校は「キリスト教カトリック精神に基づく“全人教育”」を目標に、生徒の自主性を重んじた授業やクラブ活動、学校行事、宗教行事など「心と身体のバランスのとれた人間を育てる」教育を行っています。中高一貫ならではの特色ある教育や進路指導で高い進学実績があり、京都を代表する中高一貫の男子校とされています。

 

小学生が自分1人だけで難関中学の受験に取り組むのはたいへんです。ぜひ親御さまもいっしょにサポートしてあげてください。どう対策していけばいいか不安に感じたら、志望校に特化したアドバイスができる受験のプロに早めに相談することをおすすめいたします。

 

 

 

 

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