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大学別合格対策(医学部)

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入試の傾向

2019年4月入学者の選抜試験より、「一般入試B(高大接続型)」を導入しました。英語の4技能を評価する資格・検定試験の成績を一定以上満たしていれば出願でき、一次試験は理科1科目と数学のみで判定されます。この試験制度導入に伴い、センター試験利用入学試験は、前期、後期ともに廃止されました。
なお、一般入試B(高大接続型)と一般入試A(4科目型)は、併願が可能です。

各科目の入試の傾向と対策

外国語
試験時間・点数配分 試験時間:90分  満点:150点
【傾向】 長文中の空所語句補充の量が多く、内容説明問題は、「具体的に説明せよ」という指示がついています。よって、相応な記述量で、かつ、3問以上は出題される傾向にあります。
英文和訳問題は数が多く、平均レベルではありますが、解ききるための訓練ができていないと時間切れとなる可能性が高いでしょう。なかには、100語程度の英文を全訳する問題も出題され、年々、全体の読解量が増えています。
整序英作問題は、一部分を並び替える形式のものが長文で大問1問、毎年出題されています。
また毎年、英作問題が3文ほど、記述形式で出題されます。高度な文法や単語力が要求されるのはもちろん、長文読解も難易度が高く、全体のレベルは高めです。
【対策】 比重の大きい英文和訳問題は、きちんと添削を経る演習を繰り返しておいてください。英単語の難易度は、さほど高いわけではないですが、訳語や文脈のなかでの用法など、適切に訳すことができるようにすることが必要です。
英作文の対策としては、英単語を日本語訳しつつ、その日本語訳を英単語にするなど、単語力を高めていくことが必須となるはずです。
長文の読解量が多いので、速読力を身に着けるのはもちろん、精読力が高くなければ結局、誤訳が多くなってしまうことになります。よって、速読力と精読力の両方を十分に備え、時間内にすべての解答をするための準備をしましょう。
数学
試験時間・点数配分 試験時間:90分 満点:150点
【傾向】 数Ⅰから数Ⅲまでの全範囲を網羅した出題傾向ですが、若干、数Ⅲからの出題が多くなっています。確率と積分は必出しますし、整数問題、三角関数や対数関数、ベクトルなどもよく出題されています。
90分で大問が3題出題されますから、多くを解答するには、素早い思考で解くことが求められていると言えるでしょう。出題レベルは、平均的なものから高度なものまで幅広く用意されるので、まずは基礎的な問題をきちんと解くことが重要です。
大問の一つである小問集は、穴埋めか最終的な解答を記述する形式から、途中経過も書かせる記述式へと変わってきています。
あとの大問2問は、難関私大レベルの問題で、論理的思考が求められます。分量も多く、これまでは、積分と複素数平面などで構成されていました。
【対策】 年ごとに難易度が上下しているものの、中堅~上位私大レベルの問題がほとんどですから、標準的な典型問題は絶対に落とさないように準備をしましょう。
教科書傍用問題集などで基礎学力を固め、過去問を解いて、この大学特有の問題に慣れることが重要です。
学習の比重のかけ方としては、確率や微分・積分、複素数平面の問題などが出題される傾向が高いので、何度も繰り返し解いておきましょう。特に、証明問題や確率の問題などへの記述や、正確で迅速な計算の練習も必要です。
また、論理的に考えることができなければ解けない問題が頻出しています。時間配分上、解くべき問題の優先順位を即座に判断し、効率よく解答していくことが大切になります。
物理
試験時間・点数配分 2科目選択 試験時間:120分 満点:200点
【傾向】 毎年、力と運動・電磁気・熱力学・波動・原子物理の分野から大問で出題されてきました。
力学の分野からは、力のモーメントのつり合い、斜方投射された物体の運動、はね返り係数(反発係数)などです。力と運動に関しては毎年大問1問出題され、小問集合にも含まれています。小物体の運動分析、ばねや円運動をテーマとする問題も出題歴があります。
熱力学からは、熱機関と熱サイクルが出題されました。熱力学第一法則をきちんと身に着ければ解ける問題です。熱サイクルや気体の状態変化に関する問題も出題されます。
電磁気学からは、コンデンサーのエネルギーが出ています。振動回路と電磁波の関係、電磁波の性質などが頻出する傾向にあります。
波動は波のグラフと光の反射・屈折から、原子は原子核の崩壊・半減期、光電効果・光の粒子性からの出題です。これらは小問集合で頻出することも多く、基本的な知識が定着しているかを問われるものです。
【対策】 理科については、物理・化学・生物の3科目から2科目選択で、制限時間が120分です。1科目に割ける時間はおよそ60分。大問5つで構成されるため、大問1つあたり12分程度で解くことを前提にしてください。
物理で必要な演習は、用語の定義を正確に覚え、現象や物理法則の導出が確実にできるようにすることが必須です。
また、「力学」と「電磁気」の分野が重要視されているのも特徴ですから、この分野の基礎学力を徹底的に身に着ける必要があります。
解答形式は答えのみを書かせるものに加えて、解答で導出過程が求められる問題も多いので、時間配分が大切です。
標準的な問題をこなして次々に設問を解いていく練習をしましょう。そのうえで過去問の演習を繰り返すと、本番に近いシミュレーションが可能となるはずです。
生物
試験時間・点数配分 2科目選択 試験時間:120分 満点:200点
【傾向】 すべての分野からまんべんなく出題されます。選択形式、用語の穴埋め、計算問題、考察と論述と幅広い出題形式で回答が求められます。
大問6題に小問が45問。正誤問題が多く、「すべて選べ」と問われます。点をとるには正しい知識を広く持つことが求められているのです。
大問1に小問集合が15問あるため出題範囲は幅広く、生態系や進化、遺伝・遺伝情報、系統分類などを主軸に出題される傾向にあります。ここで時間を割くと、時間切れで解答できなくなるので気をつけましょう。
全般的に、資料集や参考書などに掲載されている標準レベルの問題に近く、教科書レベルの知識の積み上げが大事です。備えた知識を長文で説明することも問われますから、早く丁寧に記述できるように慣れておく必要もあります。
また、新課程入試の新しい内容についてもきちんと押さえておきましょう。
【対策】 論述設問の比重が増加していることからも、詳細な基礎的知識を定着させたうえで、計算問題や論述への対策を考えましょう。1科目当たりの時間が60分程度しかないので、確実に正解できる問題を増やしていくことが大切です。
記述形式の解答も長文での説明が求められます。用語や基礎的な知識を完璧に備えるためにも、基礎問題集や解説書を繰り返し読みこんで、そのあとに過去問にチャレンジしてください。ご自身の苦手分野もはっきりして、試験前に学習しなおすべき点が明確になるはずです。
計算問題についてはさほど難しいことをもとめられてはいないので、過程と方法について正しい計算を繰り返しておきましょう。具体的には、呼吸や光合成、排出、遺伝子、集団遺伝などの分野から計算問題が頻出しています。図式を用いて理解を深めるのもよい方法でしょう。
化学
試験時間・点数配分 2科目選択 試験時間:120分 満点:200点
【傾向】 2018年度は、大問3題で、論述問題が5問、グラフを描く問題が1問あり、全て記述式です。化学全般が網羅されて融合問題で出題されますが、毎年、理論化学は1問以上、有機分野も必出します。計算過程の記述やグラフの描写についても求められます。
理論分野からは、元素の性質、酸化還元、酸・塩基、凝固点降下・浸透圧、気体、熱化学、化学平衡などで、記述問題と計算問題が混在して出されます。
有機分野では、合成高分子や異性体の数、共重合体の組成などの分野からも出題されました。
無機分野は、理論化学と絡めて出題されています。
【対策】 基礎学力から応用力までを身につけるためには、標準的レベルの問題の数をこなしてから難しい応用問題を演習し解法を身につけるようにしましょう。また、計算練習を重ねて立式と過程の記述に慣れ、グラフを正確に描く練習も心掛けてください。
化学平衡や電離平衡、アミノ酸とタンパク質などの理論化学以外にも、高分子化合物も出題されているので、対策すべきは広範囲。十分な知識を積み上げなければならないので、早めに対策をとる必要があります。
有機化学分野は、求められる知識のレベルは高く、構造決定や分解などを教科書発展項目までしっかりと学習しておきましょう。
無機化学は出題されない年もありますが、得点を引き上げたいならば、標準問題集などでしっかり練習し力をつけておきたいところです。

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