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入試の傾向

帝京大学医学部は試験日が3日間設けられており、そのうちいずれかの日程あるいは複数の日程で受験ができるのが特徴です。複数日受験した場合は、「試験日ごとの合計点が最も高い日」が最終得点として採用されます。
また、英語だけが必須で数学、化学、生物、物理、国語5科目のうちから2科目選択するという特殊な試験科目も特徴的。
これら他大学とは異なるカラーを打ち出していることで、毎年人気が上昇しています。

各科目の入試の傾向と対策

外国語
試験時間・点数配分 試験時間:60分  満点:100点
【傾向】 大問4つで構成され、全て必答です。平成28年以前には大問が選択式になっていましたので、過去問演習の際は注意して下さい。択一式の記号での解答に記述式の解答が加わり、下線部和訳や指示代名詞の論述問題が記述で求められています。
長文読解の英文の内容、語彙ともに難易度が高く、医療系の自然科学を扱った専門性の高さが特徴。ほか、長文中の空所補充、内容一致、内容の言い換え、語句整序も頻出しています。また、発音やアクセントの語彙知識を問われる設問が特徴的です。
語彙・文法問題は標準的なレベルですが、やはり高難度の語句や文法知識が問われることもあります。空所補充での出題が頻出していますから、語彙力をアップさせることに集中してください。ほか語句整序、同意表現の選択、文章中の誤り指摘等の形式で出題されています。
【対策】 長文読解、語彙・文法問題いずれも、典型的なものが中心で、英語の基本的な力が問われますから、多くの出題パターンに慣れておくことが対策として有効です。
論述式の設問の比率が高まっていく傾向にあるので、問題集等で記述による解答に慣れておいてください。
語句整序では、単語のまとまりを予想し、どのような意味の文章になるのかを見極めて、語彙や文法を用いる演習をしましょう。同意表現は、学習する中で自分なりに調べながら覚えていくことが重要です。英文の意味が取れたら、他の表現が浮かぶくらいまで力をつけてください。
誤り指摘は、英文の間違っている箇所を抽出し指摘する問題です。文章の成り立ちを文法的に捉えることと、演習問題の中で引っ掛けとなる問題に気を配りながら学習を進めることです。
発音やアクセントについては、単語を学習する段階で意味や使用例と同時に覚えてしまうことをおすすめします。
数学
試験時間・点数配分 5科目中2科目選択
試験時間:2科目120分 
満点:各100点(計200点)
【傾向】 2017年度以降は、選択式の問題がなくなり、4題全問必須で解答する問題構成となりました。マークシート方式による結果のみを記述する空所補充の形式で解答します。
微積分と確率をメインに三角関数、指数対数、ベクトル、数列などが頻出。標準的な問題が中心ですが、難易度が高めの問題も出題されています。数Ⅲが出題されないため、量とレベル的に対策の準備がしやすい方だと考えることができます。
ただし、結果だけが採点対象で途中式の裁量点が期待できないため、少しのミスが合否を分ける決定的なものになる可能性が大です。また、他教科の状況にもよりますが、およそ60分で解くには相応の量があり、時間的に余裕があるとは言えません。解答していく順番や取捨選択も考慮する必要があるでしょう。
【対策】 数Ⅲがない分範囲は狭いものの、全体を満遍なく知識として備え、頻出分野では、難問と解される問題にまで踏み込む必要があります。小問集合の大問が毎年1題ありますが、小問だから簡単とは限りません。設問の意図を素早く読み取り、取捨選択ができるようにしましょう。
学習の前半は教科書中心の基礎固めに集中し、定型解法を身につけるようにしてください。後半に入ったら演習量を増やすようにしましょう。
どの分野も標準的な問題を数多く解いていくことで、苦手分野を作らずにすみます。ただ、微分積分や確率等の頻出分野は、何度も繰り返し基本的な計算問題から積み上げていくことが大事です。
同時に、過去問を始めとした本番に近い形での演習も必須です。短時間で解ききる解法を自分なりに確立しましょう。問題の取捨選択と時間配分をシミュレーションしておくことをおすすめします。
物理
試験時間・点数配分 5科目中2科目選択
試験時間:2科目120分 
満点:各100点(計200点)
【傾向】 物理は選択方式から、2017年度以降は大問4題で構成され、すべて必答になりました。各大問1つずつのテーマを扱い、穴埋めまたは選択形式で答えのみを解答します。
数値計算も有効数字2桁で出題されるパターンが見受けられるものの、計算が複雑になるものあり、油断はできません。
前問がヒントになる誘導形式での設問が多く、後方の問題もヒントになることもあるため、問題全体をよく読んでから解答に入るようにしましょう。
分野別には、力学と電磁気の比重が重く、波動と熱力学からもこれまで各1問は出題されてきました。2016年度から原子物理が毎年出ていますので、どの単元も手を抜けないと考えてください。
難易度については、3日間ある受験日の中で分野ごとに変化する傾向がみられるので、可能な限りすべてを受験することが望ましいでしょう。
【対策】 教科書レベルでの公式や解法の導出は、スムーズに出てくるところまで力をつける学習を心がけましょう。定番の教科書傍用問題集で基本例題等を完全にマスターすることが大切です。
その後発展問題として標準レベルの問題集に取り掛かってください。基礎段階でのインプットした解法が正しく使うことができるか、入試標準レベルでどのくらいの時間を要するのかに注意して、学習を進めることをおすすめします。
標準レベルでの得点争いになりますから、過去問演習を抜かりなくマスターし、標準以下の問題は確実にミスなく解答できるという万全の準備で臨みたいところです。苦手意識の強い分野や抜け落ちている点がないかをよく確認しながら、過去問を用いた実戦演習を行ってください。計算力の強化や導出過程の時短なども考慮して本番に備えるとよいでしょう。
生物
試験時間・点数配分 5科目中2科目選択
試験時間:2科目120分 
満点:各100点(計200点)
【傾向】 選択問題と記述の混合形式です。適語補充の選択問題、正誤問題、グラフを読み取る考察問題、記述式の単語や計算問題で出題されます。
正誤問題の特徴として、正しい選択肢がない場合があるという条件付きで正しいものを全て選ぶという問いになっている点です。消去法だけでは対処できないので注意しましょう。
空所補充で問われる単語は基本レベルのものがほとんどですが、ほんの一部、難しい単語が出てくる場合もあります。
計算問題は量的に多くはありませんが、計算式を記述で問われることが多く、正しく書くことが求められています。
考察問題は長文を読み解答するため、最も時間を要します。ただ、リード文が短く難解な内容はあまりないので、実験結果を理解できていれば答えられるレベルです。
遺伝情報の発現と遺伝、動物の反応と行動、生物の多様性と生態系などが頻出しています。
【対策】 基本用語と標準的な考察問題を丁寧に学習することを心がけましょう。用語と定義については、正確に覚え、記述できるレベルまでにしておいてください。
考察問題は標準レベルの問題でよいので、数を多くこなすことです。実験過程や概要、結果について単元ごとにしっかりと覚えてください。小問で相応の数が出題されると予想されますから、できるだけ時間をかけずに解答が導き出せるように訓練することが重要です。問題集も最初からハイレベルのものに手をつけない方が盤石な基礎固めにつながるでしょう。
計算やグラフの問題は、解法を覚えてしまうことによって理解が進むはずですので、生物学全分野を網羅した問題集を徹底的に解ききり、グラフや計算式が見慣れたものになるまで繰り返す学習をおすすめします。
化学
試験時間・点数配分 5科目中2科目選択
試験時間:2科目120分 
満点:各100点(計200点)
【傾向】 記述式と選択式とで解答する方式を採用し、数値計算は、有効数字で答えるものと選択方式の両方で出題されます。
出題される分野は、毎年かなり幅広い範囲からの出題傾向が見られます。
難易度としては標準レベルが中心で、問題数も決して少なくはありません。教科書に掲載されていないようなテーマが出題されることもあり、応用力が試される問題もあります。
理論化学は頻出分野です。最も多いのが酸化還元に関する問題で、反応式を描かせる問題も出ています。次いで、緩衝溶液やpHを扱う問題が多いのが特徴的です。
有機化学からも毎年、ベンゼンの誘導体に関する問題が出題されます。天然高分子も、タンパク質やアミノ酸、糖などの検出方法や計算問題が頻出テーマです。
無機化学は周期表のテーマに基づいて元素や化合物の性質を問う問題がよく出ています。
【対策】 出題範囲をあまり絞り込めないため、抜け落ちる分野を作らない学習の仕方を工夫しましょう。秋くらいまでには、基礎固めに加え、標準レベルの問題集を数多く解いて、化学の解法パターンを身に付けるようにしてください。
問題を解いていく上で、どこが弱点かがわかるはずです。苦手意識を持たないように、全体を平均的に学習してから、間違えやすい箇所に集中するようにしましょう。
分野をまたいだ混合問題が出題されることもありますので、その種の演習問題に触れておくことは非常に重要です。見慣れない問題で戸惑い、本番の試験時間を無駄にしないためにも、出題パターンの多様な問題集を用意して、クリアすることを考えましょう。
過去問演習に関しては、時間配分の仕方や回答にたどり着くまでの時間をどのように短縮させるかについて意識した実践演習をおすすめします。

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