入試直前期の学習方法

  • 2017.12.20
  • スタッフ日記

中学入試まで残すところ1ヶ月となりました。出願が始まる頃ですね。併願校も含め、受験の具体的なスケジュールが確定したと思います。

 

とにかく、焦らず淡々と、塾の課題に沿って学習し、過去問を回し続けましょう。本命志望校は赤本に載っている5、6年分×2周、併願校の過去問も2年分ほどは解いていただきたいので、かなりの分量になります。

 

過去問を解いていくときは、大きめの紙に、縦に年度、横に科目のマス目を描き、各マス目の中に解いた日付と自分の得点を書き込んでいきましょう。年度を通して全科目まとめて解く時間はなかなか取れず、1科目ずつばらばらに解いていくことになると思うので、どの年度の何の科目を解いたのか、年度分を合計すると自分がその年度の合格最低点や平均点を取れているのか、一目で把握できるように管理していくのです。

 

また、マス目を埋めたいという単純な欲求がやる気にもつながります。くだらないことのように聞こえるかもしれませんが、過去問を回すことは大変苦しい作業なので、少しでも前向きに取り組めるよう工夫することは大切です。私の過去の教え子の中には根気のない生徒さんもいましたが、この方法で管理すると、皆さん過去問を2周、3周と回し切ることができました。そして、過去問の見直しをしながら、苦手分野の克服、暗記物の確認を行いましょう。

 

日々の学習で振り返った苦手分野やなかなか覚えられないことなどを、後で素早くチェックできるよう、付箋などで目印を付けておくことも大切です。そんな簡単な一手間で、年明けからの超直前期の学習効率が変わってきます。試験当日に持っていく教材も意識しながら勉強できるといいですね。

 

年明けからは、入試本番と同じ時刻に起きるなどして、体のリズムを整えてください。早朝に起きて計算をすることを習慣にしてください。一日計算をしないだけで計算力が落ちてしまいます。直前期の学習は暗記に偏りがちですが、問題を解く感覚が鈍らないよう、入試前日まで少しずつでも問題演習は続けましょう。

 

また、前受け校をどのくらい受験すべきかという相談もよくいただくのですが、1校でよいでしょう。受け過ぎると、年明けの大事な時期に体調を崩し兼ねません。

 

ここからは体調管理が何よりも大切です。受験生の皆様が、無事健やかに入試の日を迎えられますよう、お祈りいたします。

 


◆中学受験部 森下亜美◆

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